振り返ると、大阪府千里留学生会館の跡地に建設されている関西大学留学生会館が見えました。
府営佐竹台住宅へ移動。正面に建て替えられた高層の府営住宅、手前に1980年代?に簡易耐火住宅(2階建てブロック造)から建て替えられた中層(4階建)の府営住宅が見えます。中層住宅のヒューマンできめ細やかなデザインが光ります。
これまで千里ニュータウンの住宅地では見られなかった、民間経営による時間貸駐車場の黄色い看板に違和感を感じます。
西の高台から見た東の住宅。右は府営住宅(賃貸)、左は民活事業によって生まれた分譲マンション。真中は、残されたメタセコイアと、これを中心にした緑地・広場です。メタセコイアは、住民の記憶とともに、この住宅地のシンボルになっているようです。
高低差のある敷地は、下段の住棟の4階と上段の住宅の1階がデッキによって繋がっています。また、スロープによって、上段と下段の敷地が繋がっています。
府営佐竹台住宅のパブリック性は、斜面地を中心にしたメタセコイアを残した緑地、高低差を利用した動線、これを利用した団地としての一体感の確保などにあるようです。
斜面地に残されたメタセコイアと緑地。よく見ると、賃貸地と分譲地の境界線上に柵が設けられています。