最後は、近隣センターにある「さたけん家(ち)」。本屋のオーナー+地域の若い世代によって、本屋→本屋+カフェ&レストラン+2階ギャラリーへと再生されました(20111年9月オープン)。
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オーナーの坂本さん。「こんな店にしたら、地域の高齢者たちが来てくれるンちゃうかなと思って・・・」
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2階のギャラリー。ウィークデイは、子づれのお母さんたちの交流と息抜きの場になります。住民によって企画・改修され、いろんな人が集まって交流する”さたけん家”は、新しい公(パブリック)による新しいパブリック空間です。
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日替わりランチ(500円)をいただきました。素材を大事にした、やさしい味付けです。
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振り返りでは、次のような意見が出されました。
桃山台の建替えの高密度に恐ろしささえ感じた/800世帯が集まって良いのか・コミュニティが成立するのか/空が見えなくなっているのがショックだった/OPHの人間味のある空間に感心した/公的住宅地の売却に対して地域の住民がもっと発言できるのではないか/200戸前後を単位にした空間の分節化やコミュニティ形成が必要/“ニュータウン全体が庭”の当初のコンセプトを大切にしたい/経済優先の建替えによって高密度になることには、ディベロッパーとともにこれを選択する所有者にも責任がある
今回のまちあるきを通じて、分譲集合住宅の建替えや民活手法による公的住宅建替えの成果とともに、多くの問題が見えてきました。これらを温めながら、今後、いろいろな場面で発言したり、活かしていきたいと思います。それとともに、百聞は一見にしかず・・・、まちあるきの楽しさを実感した半日でした。暖かくなったら、またまちあるきを企画したいと思います。(やまもと)
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