12月8日(日)、住まいの学校事務所にて、「戸建住宅地の作法集」の研究会を開催し、次のようなことを確認しました。参加者は、初参加の2名(北村さん、出渕さん)を加え計7名でした。(参加者:奥居、奥田、寺脇、本村、北村、出渕、山本)。
●作法集の趣旨・内容・用い方
・千里ニュータウンに住む人々が、千里の潜在的な魅力に気づく、他地域の人にも伝えられる、安心して愛着を持ちながら楽しく住み続けられる、ハッピーに暮らせるための方法・アイデア・ヒントなどを集めて紹介する。
※キーワード:景観、防犯・防災、交流、福祉(高齢者、子供・子育て者、障害者)、愛着・信頼、自治・自立、世代交代、愛着・住みたい、人口、庭・植栽、活用・管理、シェア(家・車)
・このようなソフトが「かたち」として現れているものを写真・コメントで示す。
・ルール(デザインマニュアル、建築協定・地区計画など)とは一線を画し、住む人自らの価値観・考え方・行動に影響を与える作法(マナー)をめざす。
・資産価格(高く売れる)ではなく、総体的な地域の居住価値(良いイメージ、良好なコミュニティ、住みたい街など)を高めるものをめざす。
・住まい方の「にじみだし」が見られるようなものをめざす。
・伝え先は、住民(自治会)、建設関連事業者(工務店、不動産など)、その他(医院・歯医者など)
・ニュータウンの住環境に大きな影響を与えるのは集合住宅地であるが、私たちの手が及びにくいこと、建替え等が進んでいること(手遅れ)、戸建住宅地は問題を抱えつつも見過ごされていることなどから、戸建住宅地に焦点を当てる。
●まとめ方・プレゼンの方法
・当面は、FBのグループ(非公開)を通じて情報交換する。
・ある程度まとまった段階で、Web上で公開することも考えられる。
・成果を資料館(例:千里ニュータウン情報館)などでプレゼンすることも考えられる。
・多くの方に手に取ってみてもらえるように、最終的に冊子化をめざす。
●今後の進め方
・事例写真は現在20枚程度であり、作法を多面的に示すためには、100〜200枚集めたい。
・そのために、写真のレベルをやや下げて既存の写真を拾う、ディテールに見られる作法を撮る(住宅の全景だけでなく)、複数住宅で撮る(街並みとしてどうか)、夜間の写真を撮るなどを行う。
・会員だけでなく、一般住民(特に女性)の推薦する事例も集めたい(写真を見て評価することはできても、推薦してもらうのはむずかしいか?)。
・事例収集は個人でもできるが、みんなでウォッチングし、意見を言いながら事例を集められるよう、1月に戸建住宅地のまちあるきを行う。
■戸建住宅地のまちあるき
と き:1月5日(日)朝10〜12時
ところ:新千里南町(1丁目→3丁目)
集 合:千里中央ロッテリア前、10時集合