ニュータウンといえば団地が連想されますが、千里ニュータウンには戸建住宅地もあります。戸数では全体(約4万戸)の15%程度ですが、面積ではほぼ集合住宅地と同じです。
千里ニュータウンの風景は、集合住宅地の建替えによって、大きく変わりました。これに比べて、戸建住宅地は大きく変わることなく、みどりの多い、落ち着いた街並みを保っているように見えます。
しかし、戸建住宅地の中を歩くと、空き家や十分に管理されていない住宅がところどころ目につきます。開発初期に入居した世帯の高齢化・単身化が進んでいるのです。
このままだと、戸建住宅地の住環境の低質化、街並みの混乱が進むと予測されます。吹田市では主に建築協定、豊中市では主に地区計画の導入が進められていますが、意識に働きかけ、生活や事業に活かせるソフト面の方策も必要でしょう。
このような考えから、千里・住まいの学校では、「(仮称)戸建住宅地のまちづくり作法集」づくりを進めています。作法集は、景観デザインのマニュアルのようなものではなく、簡単にできる管理の方法、戸建住宅の多様な活用事例、千里らしい風景の発見、コミュニティづくりに役立つ方法なども盛り込み、地域や企業、関連団体などに活用していただきたいと考えています。
作法集づくりに向けて、新千里北町〜西町を歩きます。多数ご参加ください。
●作法集作成に向けたまちあるき
と き:6月15日(日)10〜15時頃
ところ:新千里北町〜西町
集 合:10時、ひがしまち街角広場前