大阪市緑橋にある有料老人ホーム「ライフ&シニアハウス緑橋」を見学した。
施設は、10階建て、一般居室32室(29〜58㎡),介護居室23室(13〜27㎡)、計55室のほか、共用スペースとして、食堂(兼多目的室)、ロビー、一般浴室、介護浴室などがある。
(株)生活科学運営(本社東京、東京・神奈川・名古屋・大阪に20余の施設を運営)が土地を賃借し、建設・運営している。
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費用は、
一般居室:入居一時金(1727万円〜3448万円/償却10年)、管理費&食費約15万円/月
介護居室:入居一時金(970万円〜2050万円/償却5年)、管理費&食費約18万円/月
Photo:玄関・受付
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一般居室(ライフ)から介護居室(シニア)へ住み替えができるところに特徴があり、施設のセールスポイントにもなっている。
一般から介護への住み替えの際は、いったん精算し、再入居する。同一施設内に介護居室の空きがない場合は、別の施設に借り住み替えしたのち、戻ることも可能である。
Photo:食堂(兼多目的室)で体操する入居者
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一般居室は、1LDKか広めのワンルーム。
入居者の安否は、玄関ロビーのボードに入居者が定時までにマグネットを貼ることで確認(貼られない場合は職員が連絡)する。
Photo:居室内から入り口を見る
介護居室の入居者は、職員のサービスを受けながら、同一フロアで生活。車椅子移動が可能な入居者は1階での食事等も可能。
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食事は、1週間前までに予約し(変更は2日前)。
昼食(写真)の料金は780円。
生活科学運営の事業理念に共鳴し、土地建物オーナーでもある中村正廣医師が協力医となって施設運営に参加している。
向かいの小学校との交流、区の文化祭への参加、バザーの開催など、地域との交流もある。
※新千里西町B団地再生地に導入される有料老人ホームは、この施設と同じ「(株)生活科学運営」が建設・運営する。立地条件、敷地規模などは異なるものの、一般居室と介護居室からなり、地域との共存や施設の地域開放をめざしている点で似ており、西町の有料老人ホームをイメージする上で参考になる。
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