11月10日(金)、会員6名で茨木市紫明園にある高齢者賃貸住宅「ウェルライフガーデン(WLG)茨木紫明園」を見学しました。
WLG茨木紫明園は、不動産企業が経営する賃貸住宅ですが、食事と介護を専門事業者が提供することによって、有料老人ホームやケアハウスのような高齢者施設に近い性格を備えています。
写真:全景
有料老人ホームやケアハウスがほぼ凍結状態にある中、今後、高齢者向け賃貸住宅やマンションが増えると考えられています。
食事・介護サービスを備えた高齢者賃貸住宅の先駆例として、WLG茨木紫明園に注目し、交流と紹介を行いたいと思います。
写真:個室
<WLG茨木紫明園の概要>
・06年8月にオープンした、株式会社三島コーポレーションが建物を所有・管理する高齢者向け賃貸住宅(土地は定期借地)。
・株式会社ナラワ(本社千葉県)が全国展開する高齢者向け賃貸住宅「WLG」の大阪府第1号。
・介護はアイリス(本社滋賀県)、食事はセンターミール(本社岡山県)が提供。
写真:食事室
・時代のニーズに対応した新事業として、株式会社ナラワの高齢者向け賃貸住宅に着目し、事業化を進めた。
・入居者を要介護者に限定して介護ニーズを特化させ、個室の面積を最小限にすることで安い賃料を可能にした。
・「特養待ち高齢者の賃貸住宅」を打ち出している。
写真:浴室
・多くの高齢者は、有料老人ホームにも、特養にも入居できない。WLGはこのような実情から発想された。(特定施設、有料老人ホームは、施設基準が厳しく、認可に長年を要することにもよる)
・室数51(定員51)、個室:15㎡(台所、浴室、トイレなし)、共用施設:エレベーター、浴室、洗濯室、トイレ、洗面所、駐車場
・入居時費用:165千円、1ヶ月費用:127千円(食費込み、介護費用を除く。生活支援費1〜5万円が別途必要)
写真:食事