10月20日(金)、成年後見を目的に設置されたNPO任意後見ネットワーク(やすらぎ・ねっと)の山本雅昭専務理事と意見交換させていただきました。
千里・住まいの学校は、”自分らしい旅立ち”のためのサポートを将来の事業として視野に入れています。
この意味で、成年後見に関するセミナーの開催、成年後見を希望する方への紹介などで、今後交流していきたいと思います。
<成年後見制度>
・成年後見制度は、認知症、知的障害、精神障害などにより、身上監護(財産管理や介護、施設への入退所など)についての契約、遺産分割などの法律行為を自分で行うことが困難な方を保護し、支援する制度であり、法定後見と任意後見の2種類がある。
・法定後見は、認知症などにより判断能力が不十分な人に対し、4等親内の親族か市町村長による家庭裁判所への申し立てにもとづき、家庭裁判所によって選ばれた成年後見人(親族など)が本人の利益を考えながら、本人に代わって契約したり、保護・支援する。
・任意後見は、意思能力存在時点に表明された本人の自己決定による意思(公証人が作成する公証証書により)を意思能力喪失後に延長させ、制度的に保証するもの。
<やすらぎ・ねっとの概要>
・NPO任意後見ネットワークは、任意後見における「法人後見人」としての活動、および法定後見における申し立て手続きや後見人としての手続きを行うことを目的として、2000年に設立された団体。設立代表者の山本さんは、平野区の寺の住職。
・活動範囲は京阪神・奈良地区。一般会員(後見アドバイザーなどの活動会員、任意後見等の契約者であるやすらぎ会員)、賛助会員(個人、法人)からなる。会員は100人、活動会員:やすらぎ会員=70:30。