7月の「千里・住まいの学校」は、7月8日(土)13〜15時、「ひがしまち街角広場」で開催しました(参加者10人)。
まず、国の「全国都市再生モデル調査」に選定された「千里ニュータウンの再生に向けた”普段着の知恵の交流”」の内容やスケジュールなどを報告し、意見交換しました。
ついで、6月の学校で話し合われたことを振り返るとともに、進めている住み替え支援のためのツールづくり(住み替えフロー、相談チェックリスト、高齢者住宅カルテ)について意見交換し、次のような意見が出されました。
・住み替え相談は、主に「自立生活者の”早め”の住み替え」を対象とするが、”早め”にも「余裕をもった」〜「比較的差し迫った」まで幅をもって捉える必要がある。
・高齢者が住み続けるための「グループリビング」「学生下宿」化等に対して、近隣住民の反対が考えられるが、これらが受け入れられる土壌づくりも行っていきたい。
・住み替え相談の際に、相談者の5年、10年後の住まい方の”見取り図”が描けるよう、「住宅すごろく」のようなものを作成してはどうか。
・ツールを作成し、相談の場を設けても、訪れる相談者が少ないことも考えられることから、効果的な広報・PRの方法の検討が必要。
・いきなり相談に訪れることに抵抗がある居住者のために、住み替え等に関する講演会やセミナーの開催が有効かも知れない。
今後は、都市再生モデル調査の本格実施に向けて、進め方をより具体化します。
また、次年度以降の活動に向けて、準備中のNPO法人化を進めます。