9月の「千里・住まいの学校」開催

9月の「千里・住まいの学校」を開催しました。
 ■日 時:9月3日(土)午後4時
 ■プログラム:3回の見学会を踏まえた意見交換
 ■場 所:ひがしまち街角広場
 ■参加者:19名(初参加者3名)

参加者は、
 ①高齢者住宅等へ住み替えを検討している人
 ②高齢期を前にして高齢者の住まい方や住まいに関心がある人
 ③高齢者の住まいの問題の解決等に役立ちたいと考えている人
などでしたが、3回の見学会を踏まえて、次のような意見が出されました。

・見学した3つの施設とも施設・サービスの両面で立派で行き届いている
・施設・サービスが立派な高齢者住宅の見学をすればするほど、
 現在の住まいにできるだけ長く住み続けたいという気持ちが強くなった
・食事の回数・時間・内容などの面でより柔軟性があれば、入居者にはありがたいのでは
・自立した生活が困難になっても、継続して住み続けられる住宅・施設であることが
 大切(高齢者の度重なる住み替えは身体・経済面で困難)
・身体的条件によって”住宅を変わる”のではなく、”サービスを変える”ことによって
 住み続けられる住宅・施設が望ましい
・高齢者向け住宅を供給することに加えて、生活者が住み慣れた地域で引き続き住み続け
 られるような住宅・サービスの供給、仕組みづくりを考えていきたい
・公的賃貸住宅の建替えに伴う余剰地の活用に際して、高齢者住宅の建設を
 条件づけるなど、地域の声を反映できる仕組みづくりが大切

千里・住まいの学校は、この10月で1周年を迎えますが、
 A:千里ニュータウンにおける望ましい高齢者住宅や地域の姿をさぐる(長期展望)
 B:住み替えや建替えなどの課題を抱えている人の解決のヒントを探る(短期展望)
を目標として、当面は高齢者住宅の見学を継続することを確認しました。
なお、今回できなかった施設分布マップづくりの作業は、平行して継続していく予定です。

10月の予定は次のとおりです(後日案内)。
 ■日時:10月1日(土)午後
 ■見学施設:経費老人ホーム、有料老人ホーム、グループリビング、コーポラティブハウスのいずれか

※閉会後、ワンコイン懇親会となり、高齢期の住まいの問題に関係が深い葬儀や墓の問題に話が及び、取材に来ていたN新聞の記者が目を白黒させるぐらいに盛り上がりました。