高齢者優良賃貸住宅(高優賃)

7月の千里・住まいの学校は、吹田市古江台にある
シルバーハウジングの見学と意見交換会です。

シルバーハウジングは、国土交通省関連の高齢者向けの公的賃貸住宅です。

同じ国土交通省関連の高齢者向け住宅として、
高齢者優良賃貸住宅(略称:高優賃)があります。

高齢者は、賃貸住宅の入居者として敬遠される場合が少なくありません。
高優賃は、この敬遠されがちな高齢者が安心して住めるよう、バリアフリーであることはもちろん、
安否確認などの機能を備えた高齢者向けの賃貸住宅を、幅広く供給するためにつくられた制度です。

シルバーハウジングは地方公共団体(府、市など)が事業主体になる(整備・賃貸する)のに対して、
高優賃は地方公共団体の他に、社会福祉法人や民間事業者等も整備主体になることが出来ます。

優良な賃貸住宅を整備するのですから、高優賃の事業には国や府等からの補助があります。

最近では、住宅だけでなく、介護サービス機能を備えた民間施設が整備されています。
そのような施設は、厚生労働省関連のケアハウスによく似ています。
このように、介護サービスの機能を備え、入居者に対してサービスを提供する住宅施設を「特定施設」と言います。

大阪府内では、給食、デイサービスなどの機能を備え、将来は特定施設への移行を予定している
高優賃の例として「サンライズ尾崎」があります。

シルバーハウジングの見学に先立ち、参考のために一度ご覧ください。

(%エンピツ%)特定施設
有料老人ホーム、軽費老人ホーム(ケアハウス)で、介護保険において特定施設と定められ、都道府県から特定施設入所者生活介護サービス施設の指定を受けている施設のことです。特定施設での介護サービスは施設サービスではなく、特定施設入所者生活介護として居宅サービスの給付対象となります。