「あまがさきホタルを育てる会}のホタル施設見学

・期 日 2010年7月15日
・場 所 尼崎市西昆陽三丁目地先—宮の北公園南西端
・案内者 あまがさきホタルを育てる会 
 会長 多田鹿造氏
・見学者 川本、四位、東田

 あまがさきホタルを育てる会が活動されている「あまがさきホタルの里」の施設を会長さんに案内して頂きました。
 施設はステンレス金網で3.5m×3.5m(ピカピカランドは4m×11.4m)の5面で囲まれており、六樋川より水をポンプで汲み上げて施設の水路に流してありました。この施設でカワニナとホタル幼虫を飼育されているとのことでした。カワニナを育てる為に会長さんが週数回野菜をやっておられるとのことで水路全体にカワニナが育っていました。特に阪神大震災で崩れたホタルの生態系の再建に苦労されて現在に至っていると。
 毎年「ホタル観賞会」実施しているが、昨年は約140匹、今年は約50匹が発生(今年は発生が5月31日で例年より遅い)したとのことでした。今後は沢山のホタルの発生を定着させたいので産卵させ、卵を孵化させ、幼虫の飼育に力を入れたいとのことで先日、宝塚エコネットを訪れたとのこと(7月12日の宝塚エコネットのブログ参照)。
そして、他のホタルを育てる会と交流の輪を広げたいとのことでした。
 「あまがさきホタルの里」は「ふるさといきものの里」としてゲンジボタル、ヘイケボタルを対象として平成元年4月29日に環境庁自然保護局長より認定書を受けていました。(記;東田)
写真右上 施設の前に掲示されていた説明文

写真右 施設内のビオトープ
 ビオトープ内への水は、ポンプによりパイプを通して地上1mぐらいの高さから供給されています。
 底が見えないぐらいにカワニナがいた。死骸も相当見られたが、供給されていた白菜は、無数のカワニナで見えないぐらいに群がって食べられていた。

写真右 カワニナが沢山います。(ピカピカランドのカワニナ数とは比較にならないぐらいのものすごい量です。)

写真右 排水路側から施設小屋を望む