松尾湿原の保全活動、植生調査、宝塚市環境学習リーダー養成講座の担当を実施しました。
・期 日 2010年11月13日(土)
・参加者 小川・川本・豊買・西村・西川・東田・大下・朝倉・山本・山根・小宮
季節外れの黄砂がなければ穏やかな小春日和となるはずの週末、どんよりとした空をものともせず、西谷の紅葉が美しく迎えてくれました。
早速、湿原の上手からすっかり伸びたカヤ類の刈込りを始めました。草刈り機やカマで刈り込んだ草は瞬く間に袋一杯になり、それを下手の集積場所まで運び出すのも一苦労です。でも、なんだかみんな楽しそうにせっせと作業をこなしていきました。
その他にも湿原内の標識杭の付け替えや観察路の竹柵の修理、そして先月やり残した植生調査、さらに今日は、宝塚市の環境リーダー養成講座の予定もあって、いつも以上に大忙しの1日になりそうです。
よく見ると湿原内にはまだいっぱい花が咲いています。先月は花がなくて植生調査ができなかったヤマラッキョウやセンブリやリンドウがまだつぼみをたくさんつけたまま可憐な姿を見せてくれました。去年は10月に咲いていたのに、今年は夏の異常気象が影響したのでしょうか?
早速先月やり残したオオミズゴケと共に、植生マップ調査に取り掛かりました。
草が伸びているのでオオミズゴケの確認は手間がかかりました。
リンドウとツルリンドウの識別にも手間取り、3人で四苦八苦しながら調査を行いました。
午後からは、宝塚市の環境リーダー養成講座の受講生14名に「松尾湿原と周辺整備活動」というテーマで、日ごろの活動の説明をしました。
植生調査についても、簡単に説明しました。
みなさん熱心に耳を傾けてくれました。
その後、湿原内の花たちをじっくり観察してもらえたのが何よりうれしかったです。
最後に受講生の皆さんといっしょに記念撮影。
又たくさんのお仲間が増えました。
この中からTENのメンバーとしていっしょに活動してくださる方が増えたらうれしいですが、それ以上に再び松尾湿原に足を運んだり、身近な自然に興味を持つ人が増えたらいいなと思いました。
みなさまお疲れ様でした。