松尾湿原秋の花観察会と芋ほり体験

・日 時 2013年10月5日(土曜日) 
・場 所 松尾湿原
・参加者 小川、山根、西川、山本、川本、森川(久)、安藤、豊買、岡崎、伊藤、国田、中西、岡澤
 講師;福井先生
 一般募集で来られた方 19名
 
 集合場所の阪急宝塚駅等から総勢32名が予定時刻にマイクロバスと会員の乗用車に分かれて松尾湿原へと出発しました。
 天気予報では雨でしたが、雨具持参で多くの方が参加されました。
 はじめに、松尾湿原について福井先生より湧水湿原であること(だからその保全管理に人手がいること・多様な植生がみられること・絶滅危惧種と言われるものなども多い)など説明を受け、植物観察にはいりました。
 途中で湿原入口横の溝に石を運び入れている会員の作業を見て、先生のおっしゃった「このようにして水の溜まり場を造ればカエルや水生昆虫が戻ってくることも期待できます」の言葉に最近松尾湿原に戻ってきたハッチョウトンボの姿がダブって嬉しくなりました。
 秋の湿原の花観察ではまず湿原の入り口で多く観られたとっても小さくて地味なシロイヌノヒゲ(小さい☆のような花がさくので星草科・・一面に咲くと満点の星のようにみえる?)栄養分の少ない裸地で根から微生物のエキスを吸って生きているそうです。
 秋の七草のひとつフジバカマに似ているサワヒヨドリは昨今の暑さで枯れているものもあり色も浅いような気がしました。
 一番多く観られたのがキセルアザミでした。蕾は濃い紫、少し開いた花はピンクがかった藤色、完全に開いた花は繊細な花弁が薄紅色で素敵でした。
よく見るアザミのようにとげがなく葉も少なくて、草むらからすっくと伸びた茎の先がちょっとキセルのように曲がっていてそこに花がついて不思議でした。湿原の真ん中あたりに多く観られたように思います。
濃い紫の花をつけたサワギキョウも目をこらしてみると少しみられました。
 はじめは雑然とした草むらにみえる湿原もだんだん慣れてくると色んな発見があり先生の説明も興味深く、参加された方も楽しまれているようでした。
 途中で雨がひどくなり、説明の続きは自然の家の会議室で伺いました。
センブリのたねを味見してその苦さに驚いたり・・夏ハゼの実をはじめ食べられる実、食べられる草などの紹介など・・)
写真右上 小雨が降る中での講師の説明を熱心に聴いている参加者

写真右 湿原に咲いていた花 “サワギキョウ”

昼食後は雨もやみ、芋ほり体験に挑戦。
 スコップの入れ方で、せっかくのおいもが切れてしまったり、大きな親いもの下にごろごろ小さめのおいもがついてきて歓声があがったり・・悲喜こもごもの芋ほりでした。
プリンプリンの枝豆も枝から実だけ切り取って袋に入れて皆さん大満足されていまた。
写真右 さつま芋堀風景

写真右 大きなサツマイモ採れたヨ

写真右 本日の全行事終了後の集合写真
参加者の皆様お疲れ様でした
私も久しぶりに自然に触れ、幸せな気持ちで帰路につきました。(%くもり%)(%ニコ女%)(%ニコ男%)(記;岡澤)

今日出会った湿原の植物 
 ・サワギキョウ ・シロイヌノヒゲ ・ホザキノミミカキグサ
 ・ムラサキミミカキグサ(絶滅危惧種) ・ヌマガヤ ・カリマタガヤ ・ヤマラッキョウ など
今日見たその他の里山の花 
・アキノキリンソウ ・キツネノマゴ など