松尾湿原の保全活動とハッチョウトンボの調査

・期 日 2014年7月19日
・場 所 松尾湿原
・参加者 小川、川本、山本、森川(久)、安藤、山根、伊藤(格)、岡澤、東田、柿本、石原、西川、赤松、日後、小宮、能勢

 小雨が降って雷予報もあるあいにくの天候でしたが、マイクロバスはほぼ満員で元会員の小宮さんの嬉しい参加もあってにぎやかな出発となりました。
 自然の家ではクーラーの効いた車から降りても蒸し暑さはなく爽やかな風を感じました。
 事務所から湿原に行く山道には紫陽花やリョウブの花が満開で、リョウブは湿原の入り口でもいい香りを放っていました。
 全員が揃って湿原を前にまずはラジオ体操第一!その後ミイ-7ティング。
湿原の右手にはノギランが白い花を長く伸ばし、手前の冊のすぐそばを赤唐辛子のよ うに鮮やかなハッチョウトンボが飛び交ってます。
植生調査はノギランとムラサキミミカキグサをし昨年と同じ位に分布していることを確認しました。
その他にも花の終わったササユリ、オニスゲ、イトイヌノヒゲが見られ、湿原の周りではヒメヤブラン、オオバノトンボソウ、アリマウマノスズクサをみつけてもらって皆でどれどれと確認しました。
写真右上 湿原の花の調査

湿原の花の調査の後、湿原を白いロープで6区分けし、全員で自分の持ち場のハッチョウトンボを数えて合計すると55匹もいました。
写真右;ハッチョウトンボの一斉調査

参考;ハッチョウトンボは2012年6月8日に36年ぶりに発見されました。
 ・その年の 7月14日の調査で22匹、
 ・2013年7月13日の一斉調査で32匹
 ・今年2014年6月21日の調査では50匹を確認しています。

午後からは草刈りをしましたが、一時間余りすると雷が鳴りだし風も出てきたので、大慌てで片付けて終わりました。
写真右;湿原内の調査区画の草刈り

写真右 湿原周辺の草刈り

すっかり汗だくになってしまいましたが久しぶりに湿原で作業して気持いい一日でした。皆様もお疲れさまでした。(記;能勢)

写真右;作業終了後の全員集合写真