・期 日 2015年3月14日
・場 所 松尾湿原
・参加者 小川、山本、政元、西川、川本、安藤、西村(昭)、豊買、伊藤、三科、能勢 

 朝食後も降り続く雨に今日の活動は中止かな?と思いましたが、宝塚の駅まで迎えにバスが来てくれる事だし湿原の観察をして手打ちうどん食べるのを楽しみに出掛けました。
 自然の家に着くと、すっかり雨も止んでいて空も明るくなっていました。
まずは、前回見つかったカスミサンショウウオの卵のある水路に行くと猫のしっぽ程のゼリー状の袋があり、ひとつは白い卵が数個ひかって見え、もう一つは黒い点々の模様のようですが良く見てると動いていて卵から孵っているのがわかりました。
写真右上 カスミサンショウウオの卵のう 
 ゼリー状な透明の”卵のう”の中で孵化し小さなカスミサンショウウオの赤ちゃんが沢山動いていました。
参考;カスミサンショウウオは環境省の絶滅危惧種に指定されています。

 湿原はきれいに刈り取られて何もないように見えましたが、皆さんそれぞれ小さな春を探してショウジョウバカマのつぼみやモウセンゴケの芽を見つけて満足でした。

 湿原の観察の後に、やっと体操が始まりました。
皆さんちゃんと腕が頭の上まで上がって身体も柔らかく曲がります。
深呼吸する頃には、おいしい空気を吸えてやっぱり来てよかったと思えました。

 本日の主な作業は、昨年湿原上方に切り倒したままにしていたコナラの太い幹の運搬と湿原に向かって右手の斜面の階段を登ったところに伐採されていた太い桧の枝葉などの処理でした。
 お昼からは青空も見えて暖かくなり、小山のように積まれていた桧の枝もどんどん降ろして、すっかり片付きました。

写真右 ショウジョウバカマの蕾を見つけたヨ。

写真右 太いコナラにロープをかけてを作業用道路まで運び出しています。
 昨年11月22日の北摂里山博物館主催の「湿原保全と紅葉の里山遊び」でのこぎり体験のために切り倒していた太いコナラの幹を湿原の上方へ放置していた。
自然の家に依頼して長さ50Cm程度に輪切りしてもらったのを作業道路まで運び出した。

写真右 ヒノキの大木(根元直径約45cm)を自然の家に依頼して切り倒してもらったのを処理しています。

写真右 本日の参加会員です
 (カメラのセットが悪く前列の人は顔だけで申しわけありません)

 帰りのバスに乗る前に自然の家の門の近くでシュンランがつぼみを付けてると教えてもらってみんなで確認して帰りました。

 山の斜面での作業で皆さん足は大丈夫だったでしょうか?我慢しないで貼り薬使ってくださいね!お疲れさまでした。(記;能勢)