・期 日 2015年6月20日(土曜日)
・場 所 松尾湿原
・参加者 小川、東田、伊藤(格)、安藤、濱田、辻、森川(久)、赤松、青野、日後、西川、川本、西村(昭)、小宮、三科、岡澤 (宝塚エコネット会員16名)
一般参加者
”豊中市民環境会議アジェンダ21″ 12名
親子での家族参加 4組 12名
宝塚市役所環境政策課 1名
全参加者 41名
お天気にも恵まれ、一般参加の子ども連れの若い家族4組に加え、伊藤さんの紹介で豊中から大勢の方が、ハッチョウトンボを観察しに来らました。
写真右上 「ハンチョウトンボ観察会」のノボリ」 安藤さん作です。
今日の松尾湿原はハッチョウトンボも沢山飛んで賑やかでした。
小川代表の松尾湿原の説明に続き、伊藤さんからハッチョウトンボの説明の後、早速ハッチョウトンボの数の一斉調査しました。
写真右 伊藤さんのハッチョウトンボとの出会いについての説明。
写真右 ハッチョウトンボの一斉調査
昨年同様、事前にロープ区切られた湿原内6ブロックに会員が立ち、参加者も好きなブロックに分かれて、全員協力での調査開始です。
スタートの声でみんな、目を凝らしてハッチョウトンボの数をオス、メスに分けて数えました。 私はAブロック担当、ここは湿原の拡張部で、特にたくさん飛んでいる場所なので、1ブロックをさらに3つに分けて細かく調査しました。
観察広場から湿原に入らず数えられる所は、幼い2人のお子さん連れの家族の担当になりました。子供たちも自分の役割に、張り切って一生懸命目を凝らしてハッチョウトンボの姿を追っていました。「アッ!いたよ」と数える子供の声に、「よく見つけたね!」とわが子を嬉しそうに見る若いパパ、ママの姿はほほえましく、保全活動、ガンバロウ!と思いました。
豊中からこられた方も、じっと観察しなければ見逃している、オスや、メスの飛び方?の違いや交尾しているところなど、真近に見られて良かったとおっしゃっていました。
今回の調査結果は127匹(昨年は55匹)と大幅に増加していました。
写真右 ハッチョウトンボ(オス)
その後、ササユリ、カキラン、モウセンゴケ、アリマウマノスズクサ、ヤマトキソウ、オニスゲの植生調査をしました。ヤマトキソウはもう花の時期が終わっていたので、今回は記録しませんでした。
オニスゲは3年ぶりの調査なので、エリアを主に記録しました。
観察会もこれで終わり、午後からは「自然の家」内を自由に散策していただくことにしました。
会員は午後からは、モニタリング区域の草刈りと、気になる植物の観察をしました。
午前中ちゃんと確認出来なかったアリマウマノスズクサは、昨年一本しかなかった場所に13本?ほど見受けられ、花も蕾も見つかりました。この草はジャコウアゲハの幼虫の餌だとか・・将来この貴重な蝶も見られるようになるかも・・と気に早い声も会員から出ましたが、さらに花を確認しながら本当にアリマウマノスズクサかどうか、追跡調査することにしました。
オオミズゴケの胞子らしい黒い(キャビアのような)丸いぽつぽつも初めて見ました。 ゆっくり、観察すると本当に不思議が一杯の松尾湿原、地味だけど大切にしたいと思いました。
写真右 湿原をバックに本日の全員集合写真
皆さんご苦労様でした。(記 岡澤)