松尾湿原の植生調査と保全活動

・期 日 2016年9月17日
・場 所 松尾湿原
・参加者 小川、山本、川本、西川、山根、西村(昭)、安藤、濱田、森川(久)、伊藤(格)、小宮、赤松、青野、湯浅、三科
福井先生、 社会教育課 佐久間係長

 湿原の装いはすっかり、初秋のおもむきであった。可憐なハッチョウトンボや清楚なサギソウなどはすっかり見られなくなっていた。そして、ハッチョウトンボは、もう小さなちいさな、ヤゴになっていた。

恒例のラジオ体操から始まり、環境政策課の佐久間氏から「西谷猪ノ倉里山まつり」の説明をいただいた。
 今日の活動は湿原の植生分布の調査であるが、まず、福井先生に何を調べるか決めてもらうため、みんなで、湿原を見て回った。
写真右上 湿原のあちこちに咲いているキセルアザミ

写真右 植生調査
そして本日は、次の9種類の植物の分布状況を調査することになった。
ヒメシロネ、コイヌノハナヒゲ、シロイヌノヒゲ、イトイヌノヒゲ、キセルアザミ、サワギキョウ、ミズキボウシ、ヌマガヤ、サワヒヨドリ
早速手分けして、分布状況をそれぞれ調査し記録する事になった。皆さん大変活きいきされていて熱心に取り組んでおられた。
調査結果を持ち寄り昼食に入った。

食事を済ませ、一休みしたところで、午後からは、手分けして草刈りを行った。
台風が接近しているのか、時々しめった黒い雲が見られたが、雨は免れた。皆大汗をかいての作業であった。汗をかくのも体に良い事なのだろう。

写真右「攪乱」する場所の草刈り
福井先生が、湿原のある部分を刈り取り、踏みならして「湿原をゼロ点」まで戻し、その場所が、今後どんなん湿原が再生されるか見てみることになった。(これを湿原の「攪乱」と言う)

写真右
A15とB20の区間約5平方メートルの「攪乱」後の状態
褐色になっているのは鉄分を含む土が表面に出現したため

)掲示板の写真を季節の花に差し替え、集合写真を撮り本日の活動を終えた。
(記;三科)