・期 日 2016年10月22日(土)
・場 所 松尾湿原
・参加者 小川、川本、山本、西川、森川(久)、安藤、三科、山根、濱田、岡澤、小宮、湯浅、東田
・講 師 福井先生
・宝塚市社会教育課 水野課長、辺見さん
 
 阪急宝塚駅前よりマイクロバスで色づき始めた紅葉の道を松尾湿原に向かいまた。宝塚市立自然の家では、「西谷猪の倉里山まつり」が開かれており沢山の方たちが来ておられました。
 その中を湿原に行き、恒例のラジオ体操を行い、湿原の植生調査の前に福井先生に本日は何を調べるか決めてもらうために、みんなで湿原を見て回りました。
写真右上 色鮮やかなセンブリの花り(花弁が4枚と5枚のものがありますネ・・)

湿原上部は夏間にススキや小さな雑木等が生い茂って、現在の一年に一回の冬季だけの刈取りではこれからも益々繁茂するので、今後は7月末ごろと冬頃の2回に刈り取ることにしました。
写真右 背丈が高く生い茂っているススキ

9月の植生調査の時、「攪乱」した場所の範囲を2m50㎝×3m50㎝と測定しました。「攪乱」とは植生の生育環境を変えて、空いた空間、つまり次世代の個体が移入し利用できる生息場所を生み出すことでここにどのような植生がでてくるか楽しみです。
写真右 「攪乱」した面積を計測

本日はウメバチソウ、センブリ、ヤマラッキョウ、ツルリンドウ、リンドウを手分けして調査しました。
 ウメバチソウは1本、ツルリンドウは3本に減っていました。
センブリは2年草で今年は白い花冠をしたものは少なかったです。1年目の発芽した芽のロゼット状の根生葉が至る所にあり、そのまま越冬し、翌年の8月〜11月に多数花を咲かせてくれるでしょうと先生から教わりました。センブリの白い花冠がD25上の付近に初めて見つかりました。
 キセルアザミは沢山ありましたが上部が枯れたものが多くありました。
 昼に「西谷猪の倉里山まつり」を見学に全員行き、西谷中学吹奏楽演奏を聴きました。
 午後は雨が降って来そうでしたので焼き芋する付近にリンドウ5本、ヤマラッキョウ3本、センブリ3本を見つけただけで本日の活動を終えました。
(バーベキュウ場の横のトイレ側にたくさんのセンブリが群生しているのを見つけました。)
写真右 咲いている花を地図に記録しています

写真右 参加者集合写真 (祭り見物に行っている人は・・・)
本日は皆さん調査と「西谷猪の倉里山まつり」の見学とご苦労様でした。(記;東田)