・期 日 2017年7月15日(土) 晴れ (%晴れ%)
・場 所 松尾湿原
・参加者 小川、川本、山本、伊藤(格)、伊藤(千)、西川、東田、安藤、泉、岡澤、山根、小宮、湯浅
福井先生
宝塚市役所 社会教育課 水野課長、佐久間係長
環境政策課 松浦係長 元係長藤田さん
北摂里山博物館元事務局長 中井さん
宝塚市自然保護協会 足立会長、森本副会長、松田事務局長、東さん
一般参加者 36名 (子ども8名)
好天に恵まれたこの日、ハッチョウトンボ観察会の準備が完了したころ、足立先生率いる参加者達の楽しそうな声が聞こえてきました。
到着早々、ハッチョウトンボを見つけてすでにテンションMAX(%ハート%)
とりあえず落ち着いたところで足立先生のレクチャーが始まりました。
紙芝居仕立てでとても分かりやすく昔暗い森だった松尾湿原が、今の状態になるまでのこと。
人間は色々な環境で生きていけるが、ほとんどの生き物は’住み分け’をしていて、特定の環境でないと生きることができないこと。
ハッチョウトンボやその他のとても繊細な生き物たちが住めるような環境がとても少なく、松尾湿原は貴重な場所であること。
保全がとても重要なこと。
写真右上 足立先生のレクチャー
次にハッチョウトンボの数を調査(%音符1%)
足立先生が2回数えますと。。。
なぜかというと2回目の方が不思議と数が増えると。。。
エリアに分けた中に会員が入り、外から参加者にも数えていただきました。
子供たちは橋の上からでもたくさん見つけてくれました。
1回目の結果
48匹
そして注目の2回目の結果
61匹
あら不思議。2回目の方が増えましたね(%音符1%)
一緒に数えていた会員の方がハッチョウトンボのペアを見つけました(%ハート%)
とっても若いオスですが、無事に産卵できますようにと祈りつつ調査を終了しました。
写真右上 ハッチョウトンボのペア
次に福井先生のレクチャー
湿原の植物たちはとても地味な存在ですが、背丈が低く明るい貧栄養の土壌で生きています。
この時期花が咲いている植物は少ないですが、食虫植物のモウセンゴケとムラサキミミカキグサが咲いていて、モウセンゴケの葉の縁についている透明の粘液を観察し、ドキドキしながら粘液のネバネバ感を触って体験。
ムラサキミミカキグサの根の部分の補虫嚢を観察。
とても小さくルーペで観察してもらいました。
写真右 福井先生と熱心に観察する子供たち
その他にも湿原の足元にある草本(シカクイ・チゴザサ・アオコウガイゼキショウ・ヒメシロネなど)を手に取って触ってみて、茎の形を確認したり、匂いを感じたりと体験学習ならではの醍醐味を味わうことができて、参加者の表情もキラキラしていると感じました。
観察会は会員にとっても、勉強になりますし、これからも一生懸命保全していくことの励みになると感じました。
写真右 草本を観察中の参加者
観察会は楽しくあっという間に時間が過ぎました。
炎天下にも拘わらず幅広い年齢層の参加者の方々、事故もなく、無事に終われたことはとても嬉しいことですね。
恒例の記念撮影では皆さんの笑顔が弾けてます。
これからも松尾湿原を含め、里山を大切に思い、人も生き物たちも心地よく過ごせるような環境作りに少しでもお手伝いできたらと思いました。
午後からは月に一度の植生調査をしました。
太陽のジリジリした暑さにも負けず、頑張りました。
皆さんお疲れさまでした。 (記:湯浅(%ニコ女%)(%ハート%))
写真右 観察会集合写真