平成29年度「北摂里山魅力づくり応援事業」の活動事例報告会に参加して

・期 日 平成30年3月8日(木)
・場 所 アステ市民プラザ6階(川西能勢口)
・主催者 北摂里山里山博物館運営協議会・兵庫県阪神北県民局
・参加者 小川、川本、西川、東田
 事業活動16団体の方々(発表3団体を含む)

会場には事業活動16団体(宝塚エコネットを含む)のパネルが展示されていました。
私たちの展示パネルは、松尾湿原の活動内容です。

初めにこの事業活動は今年で7年目なり、北摂里山の魅力を守ってきましたが3月18日(日)に新名神高速道路の川西IC〜神戸JCT間が開通すると、更にこの地域の魅力が増す事になると兵庫県阪神北県民局長の挨拶がありました。

写真右上 県民局長の挨拶

本日は次の3団体の発表がありました。

(1)「能勢妙見山ブナ守の会」より、宗教法人眞如寺の境内地である妙見山の地域に天然記念物指定を受けたブナ林あってその啓発とエリア拡大整備事業を行う為に森林整備とブナ幼木の育成、防鹿柵の設置をしている事と黒川の里山、ブナ林の魅力や課題について講演、撮影会、朗読会、ライブ等も行っている説明があった。

(2)「櫻守の会」より事業提案至った背景や事業提案の内容、平成29年度の計画と実績、平成30年度の予定の説明の中、特に笹部氏と亦楽山荘や5つの活動地があって、すべて各種サクラ・コバノミツバツツジ・モミジなどの季節を楽しめる植物が多くある里山公園であるのでハイカー・市民等の来訪者が多いので参道整備、案内版、休憩ベンチ、サクラ解説版の設置、山並みパノラマ図等の説明があった。

(3)「NPO法人多太神社の森を守る会」より活動地の環境は神社の森は多数の杉・椎の大木が住宅に囲まれた中の鎮守の森であるとのこと。
 整備事業の内容、活動地の植生、期待した効果、今後の活動と最終目標は神社の森の自然環境を維持して、地域の多くの方々に利用されるように安全な森の整備に努力をしたいと説明があった。

また、発表の途中に北県民局より平成30年度ナラ枯れ対策事業についてナラ枯れ被害の広がりが収束していないことから、次の事項について説明があった。
①地域住民の参画による防除対策の実施。
②ナラ枯れ被害対策事業(拡充)。
③ナラ枯れ木伐倒対策事業(継続)。

写真右 休憩時間に展示資料の説明や打ち合わせなどを行なった

最後に「森を守る」のテーマで服部名誉教授の司会で活動事例報告者、兵庫県阪神北県民局者とパネルディスカッションがありました。
 各活動団体とも発表の中に会員の高齢化が進み、また、活動できる会員の確保が難しくなって来ているとの意見があり、横の繋がりを大切にして行きたいとの事だった。

写真右 ディスカッションの様子

展示資料の前で撮影しました。
雨の中ご苦労様でした。(記;東田)