・期 日 2018年 3月24日
・参加者 小川 川本、西川 西村 伊藤(格)三科 勝間、伊藤(千) 森川(久) 山本 小宮 岡澤
 宝塚市自然保護協会から 松田さん 村上さん 
 市役所 水野課長 藤田さん

 朝の集合場所で感じた風の冷たさも、初めて経験する道路渋滞を潜り抜け、松尾湿原に着いた時には、穏やかな春の陽ざしで暖かくになり、軽やかに活動を開始した。
 恒例のラジオ体操で体をほぐし、まず、湿原周辺の古くなった柵を取り壊し新しい竹(宝塚市に手配してもらった)に取り換える作業ををした。 錆びた太い針金をペンチで外す作業、新しい柵用の竹の長さの調節固定など、ちょっと大変だったが会員のいろんな知恵で(これがTENらしい!)思ったより効率よく作業が終了した。 
写真右上 古くなった竹を取り外しています。

周辺付近が青々した竹の新しい柵で区切られて冬の草刈、落ち葉かきで気持ち良くなった湿原が一層きれいに見えた。周辺付近が青々した竹の新しい柵で区切られて冬の草刈、落ち葉かきで気持ち良くなった湿原が一層きれいに見えた。
写真右 新しい竹を取り付けています

新しい柵の取り付けを男性会員が頑張っている間、女性会員で湿原に必要な陽ざしと水を保つために、湿原脇の傾斜地の、松、杉、ヒノキの幼木をとる作業をした。

写真右 引き抜いた常緑樹の幼木
 松-98本 杉-77本 ヒノキ-102本

昼食のため旧バーベキュー広場に移動するついでに、以前の運動広場脇の水辺にカスミサンショウウオの卵(卵のう)を見に行った。
 目を凝らしてみると、二か所でかなり大きくなった卵があった「。今年も無事産卵できたね」と嬉しかった。
自然保護協会の村上さんが、そのあたりでトビケラという変わった昆虫を見つけて見せて下さった。
 アナグマの巣、狐の糞、人面カメムシの死骸、棒の中に産み付けた卵を守るため蜂がふたをした竹・・
今日はいろいろなものに出会った。ここでいろんな生き物が命を繋いでいると思った。

午後からは作業道具の棚卸と点検と湿原散策をのんびりした。
写真右 作業具の棚おろし

 

湿原をよく見るとモウセンゴケが新芽を出している。
大ミズゴケ群の近くでもショウジョウバカマ(HPのトップページに示す)が咲きはじめていた。
このところの寒さで縮こまっていたのが、今日の暖かさでちょいと地上に顔を出した感じでピンク色のつぼみが可愛かった。
昨年、咲いていたと思う付近の落ち葉を除けるとやっぱり、タチツボスミレらしい小さな葉があった。

「来月の植生調査が楽しみ!」と思いながら帰路に着いた。 
(岡澤)(%晴れ%)(%ニコ女%)(%ニコ男%)