・期 日 2018年9月15日(土) 天気 曇り時々小雨
・場 所 松尾湿原
・参加者 小川、川本、山本、西川、安藤、森川(久)、岡澤、西村、小宮、湯淺、藤田、村上(自然保護協会)、三科
 福井先生 
 

 曇り空でしたが、ときどき小雨が降る蒸し暑い一日でした。
最近の雨で「自然の家」の道路が、ところどころえぐられており、湿原は大丈夫かと思いましたが、幸い湿原の被害は全くなく胸をなで下ろしました。

 いつものようにラジオ体操から入り、本日の活動内容の説明を受けた後、湿原観察から始まりました。猛暑に絶えた多くの湿原植物が開花しており、どんな可憐な宝があるのか、今から宝探しが始まる雰囲気でした。
 シロイヌノヒゲ(西村)、イトイヌノヒゲ(小宮)、コイヌノハナヒゲ(岡澤)、ミズキボシ(村上)、サワギキョウ(湯淺)、ヌマガヤ(西川、安藤)、サワヒヨドリ(森川) の7種類をそれぞれ担当に分かれて植生調査を行いました。
写真右上 植生調査実施中

草刈りの効果と思いますが、湿原の植物が育っており、可憐な花を付け、お花畑の中の探索でした。耳をすませば、山鳩などの野鳥の声、夏と秋の虫の声、時折なく雨蛙の声などを聞きながらの、充実した植生調査でした。
写真右 シロイヌノヒゲ 

拡張部湿原の経過観察
 今年も拡張部の植生調査を福井先生にお願いし、綿密に観察して頂きました。拡張部には、しっかり湿原植物が繁殖しており、最近は、飽和状態といえるとのことです。立派な湿原になったという事の様です。
湿原を観察している際にハッチョウトンボを1匹見つけることが出来ました。

写真右 湿原拡張部の調査をしています。

午後からは雨もやみ周辺の草刈りです。
 湿原の植生を維持する大切な作業です。草を刈ってしまうと来年大丈夫かと思いますが、福井先生によるとその心配は全くなく、もっと徹底的に刈っても良いとの事でした。
写真右 伸びきった草の刈り取りと運搬作業
 約1時間ほどの作業でしたが、来年春までにはすべて刈り取ります。

作業終了時には陽ざしもあり、集合写真を撮りました。
皆様お疲れさまでした。(記;三科)