・期 日 2019年9月14日
・参加者 小川 川本 安藤 西川 片山 西村 藤田 伊藤(格) 山本 小宮 伊藤(千) 森川(久) 岡澤 湯浅 (西村 内橋 湯浅友人)
福井先生 村上(自然保護協会) 千原係長(社会教育課)
今日は雲一つない晴天に恵まれたが、陽ざしが強く、空気も乾燥していたので、熱中症に気を付けながら活動した。
ラジオ体操の後、調査対象の8種類の植物を福井先生の指導の下に観察しながら説明と聞いた。
写真右上 福井先生の説明を聞いています。
特にこの時期小さな白い花をたくさん咲かせて湿原らしい景観を作っているシロイヌノヒゲ、イトイヌノヒゲの見分け方( ホシクサ科の植物 見た目では、花がつんつんしていて、少ししっかりした感じがしシロイヌノヒゲ、イトイヌノヒゲはもう少し脆弱な感じ・)と名前はよく似ているが全然違うカヤツリグサ科のコイヌノハナヒゲ(コイヌノハナひげは垂れ下がって生える。
同じカヤツリグサ科のヤマイなどは立ち上がって生える) ヌマガヤとトダシバの穂の違いなど観察しながら学んだ。
前年度の記録を参考には二人一組で、同じような場所に生息しているものは二つ同時に調査した(例えばシロイヌノヒゲとイトイヌノヒゲ )
写真右 観察広場の側で沢山咲いているシロイヌノヒゲとイトイヌノヒゲ
湿原の中程より上は十分な太陽の光と時折の雨(豪雨)の恩恵を受けてかかなりススキなど草丈が伸びていたので、キセルアザミや、サワギキョウはその陰に隠れてまだ開花できないでいるものもたくさんある気がした。
一方、サワヒヨドリは負けじと、上に伸びてたくさん咲いていた。そのサワヒヨドリの花に誘われてかオレンジ色で丸い黒い斑点のあるヒョウモンチョウ?が飛んできて爽やかな風に揺れるサワヒヨドリに必死でとまり密を吸おうとしているのが愛らしかった。
先月の活動日にはだ硬い蕾だった湿原右上の土手のサギソウの最後の一輪?が咲いていた。
観察広場前の水たまりではホザキノミミカキグサ、ムラサキミミカキグサの花も観られ、ハッチョウトンボもまだ飛んでいた。
小さい、珍しい、生き物たちがそれぞれのペースでノビノビ、と生きている様子が嬉しかった。
貧栄養の湧水湿原でしか生息できないヌマガヤ、コイヌノハナヒゲも変わらす生えている。
こうして小さな湿原で地味な小さな植物たちを自分の目で調査できるのもありがたい作業と思ったが、やはり暑さと年?で少し疲れた。
調査作業が終わったミミカキグサの根の「捕中嚢」を見たい、写真に撮りたいという要望で、福井先生が根の部分を上手に採取して下さり拡大鏡で観た。
小さいミミカキグサに備わる生きるシステムを目の当たりにしてすごいと思った。
写真右 ミミカキグサの根の「捕虫嚢「」を観察しています。
午後からは一時間ほど草刈りをした。
今年初めに撤去されたリーダーハウス小屋跡を湿原化するために福井先生の指導で、打ち合わせをした。
写真右 作業を依頼する石井さん等と打ち合わせをしています。
みなさんお疲れさまでした(記;岡澤) (%ニコ女%)(%晴れ%)(%ニコ男%)