松尾湿原植生調査、保全活動、湿原化工事

・期 日 2019年10月19日
・参加者 川本 安藤 西川 西村 東田 三科 山本 小宮 伊藤(千) 森川(久) 岡澤 戒田 山根 湯浅 (西村 湯浅友人) 杉田(体験)
 福井先生 松田事務局長(宝塚自然保護協会) 村上(宝塚自然保護協会)
 千原係長(社会教育課) 
 石井さん

朝からお天気が怪しげでしたが、何とか曇り空で作業開始
ラジオ体操、スケジュールの説明がありました。
まずは植生調査。今月の植生調査は、リンドウ、ツルリンドウ、センブリ、ヤマラッキョウ、ウメバチソウです。
はじめに福井先生が、 センブリの葉ってどんな味か知ってますか?
知っている人いない人体験しました。
ほんの数ミリの葉を 「せーの!」の合図でパクッと口に入れました。5秒くらいして、苦さが口いっぱいに広がりました。良く効きそうな薬草って感じです。センブリは二年草で、今年咲いている株の近くに来年咲く予定のロゼットもたくさん見つけました

写真右上:開花中のセンブリ

次にリンドウとツルリンドウの見分け方。ツルリンドウはツルなので、わかりやすいですが、リンドウは花茎がしっかりしているのはわかりやすいですが、細くてツルっぽく見えるのもありました。葉がリンドウは葉柄がなくて、ツルリンドウは5mm程の葉柄があるので、見分けることができました。リンドウはまだ蕾もついていない個体も沢山あって、当分の間楽しめそうです。ツルリンドウは沢山咲いていましたので、こちらもとても可愛い真っ赤な実になるまで楽しめそうです。

次にヤマラッキョウ。福井先生がどんな匂いでしょうか?の問いかけに、ラッキョと思ったのですが、 ネギの匂いでした。とってもいい香りでした。こちらはまだ蕾が色づいたところが多かったので、これから開花する楽しめそうです。

写真右上: 福井先生と観察中

次に ウメバチソウ。 今年の春に2株確認していたのですが、先月に枯れたようになっていたので、今年は観れないかと思っていましたが、 みごとに咲いてくれました。仮おしべが、ティアラの様な形で可憐さを際立たせています。その20cm右に小さな葉が出てきていました。福井先生に質問すると地下茎から第二世代が出てきていると思いますとのこと。
これからの観察の楽しみになりました。
もう来年に向けて植物達も準備していますね

写真右上: ウメバチソウ

小屋の撤去跡地の湿原化工事は朝から、石井さん達が作業をしてくださっていました。
10月7日に樹木の伐採後、今日は土の隙取りをして、下流側を少し深くして溜めれる様にしていました。
水の流れもゆっくりと下流に向かって溜まった水も既設の沢に流れていました。
これから湿原化に向かってどの様に変化していくのかとても興味深く、楽しみです。

写真右: 湿原化作業中

午前中の作業は曇空の下、作業を終えて、バーベキュー広場でランチタイム。
その時ザーッと雨が降ってきました。
食べた後、次のホタルの放流会の打ち合わせなどして、午後からの作業に向かいました。
雨が降っていても誰一人としてもうやめましょうかの声は出ませんでした。それぞれのペースで、湿原化の周りの草刈りをしました。このところの雨で土が湿っていたので、セイダカアワダチソウはスッと抜くことが出来ました。たくさんのササも刈り取りしました。スッキリ、サッパリしてとても広くなった様に感じました。
時間がきて本日最後のお楽しみ
注文していた宝塚の名物、 黒枝豆を枝切りして持って帰りました。
とっても美味しかったですよ

本日も盛りだくさんの内容お疲れ様でした

写真右上:草刈りの様子
(記;湯浅)
(%笑う男%)(%笑う女%)(%雨%)