・期 日:11月16日(土)
・場 所:宝塚市立宝塚自然の家 松尾湿原
・参加者:宝塚エコネット 小川、山本、山根、西川、川本、東田、安藤、森川(久)、片山、伊藤(ち)、会員友人(西村さん)
一般募集参加者 8家族25人(子ども13人含)
スタッフ:北摂里山博物館運営協議会3人、宝塚市役所社会教育課2人、宝塚市自然保護協会12人、

8:50に阪急宝塚駅東側のいつもの場所に10人が集合。市役所のバスを利用させてもらい、9:20自然の家に到着。
「こども北摂里山探検隊」は北摂里山博物館運営協議会主催の行事で、宝塚市自然保護協会・宝塚市役所社会教育課と共に私たち宝塚エコネットも協力して実施している行事です。
バーベキュー広場で主催者による開会挨拶のあと、
☆湿原保全活動の体験(松尾湿原)
*小川代表(エコネット)から湿原保全活動と伐採予定樹木のクイズ(年輪と高さ)についての話があり、その後足立顧問(自然保護協会)による紙芝居(松尾湿原)が行われました。
*樹木伐採 伐採予定の樹木(湿原奥の山肌上部の高い常緑樹)が示され、参加者にはクイズ用紙へ各自の予想を書き込んで貰いました。
エコネット会員はその間、参加者への回答用紙を配布したり回収したりとてんてこ舞い。その後、プロの方によってチェーンソーで樹木伐採(ヒノキ)。皆で見守る中、大木が山の斜面にゆっくりと倒れていきました。
伐採現場に居合わせた経験は、子どもたちにはとても印象深かっただろうと思いました。
・湿原保全体験 エコネットは、①のこぎり指導班②草刈り指導班③クイズ回答用紙の整理班、の3班に分かれて取り組みました。
参加者は2班に分かれ、交代でのこぎりや鎌を使う体験をします。湿原奥には背の高い草がたくさん生い茂っています。子どもたちは慣れない手つきで刃物の使用体験をしていました。

写真右上 切り倒されたヒノキの枝を”のこぎり体験”奮闘中

写真右 年輪数え(切り倒されたヒノキの株は山の斜面で足場が悪いため、輪切りにしたものを観察してもらっています)

そして、刈った草をまとめて湿原から運び出す作業も体験。参加者は親子で夢中になって取り組みました。のこぎりや草刈り鎌の体験はもちろんのこと、抱えきれない大量の背の高い草との格闘なんて…日常生活ではあまり経験しないことだろうと思いました。

写真右 刈り取った草集め

☆バーベキュー広場で昼食
持参のお弁当タイム。その昼食が終わるころ、会員からクイズの正解発表を行いました。1等2等の人には野菜など(会員提供の大根・アケビの実・ワタの実)の賞品を渡し、子どもたちにはおもちゃの景品(市役所提供、各自好みのものを選びました)が渡されました。

写真右 クイズの発表会
※ヒノキの根元の年輪は「143」でした。(1位になった人の答えは120でした。)
※ヒノキの樹木の高さは11m70cm(1位になった人の答えは12m。 でも多くの人が80m〜100mとあまりにもも大きな値を書かれていたのはチョットピクリ・残念です。)

自然保護協会からは温かいヒサカキ茶やクワ茶が配られ、できたての焼き芋もいただきました。
11月なので温かい食べ物はありがたかったです。

☆エコネットとしての湿原保全活動(伐採樹木・草の後始末)
午後、私たちエコネットは里山探検隊とは別行動。本来の作業(松尾湿原の保全)に戻りました。
 湿原には、午前中皆で刈った大量の草と倒された枝付きの大木が残ったままです。湿原を貧栄養状態に保つためには、このまま放っておけません。14:00過ぎまで湿原上部の草を湿原から運び出したり、伐採樹木の枝を払って運び出す作業に励みました。
 帰りに湿原を振り返って見たら、草が除かれてさっぱりした湿原が見えました。
ああ良かった! 体は疲れたけれど、心地よいものに変わりました。
14:45バスで自然の家を出発。帰路に着きました。 
 (記:伊藤ち)(%晴れ%)(%ニコ女%)(%笑う男%)