府立大学ハッチョウトンボ生態調査情報(2)

期 日:2021年6月20日(日)10:00〜
場 所:松尾湿原
参加者;大阪府立大学 平井教授、院生(辻本さん)、他学生さん2人
 TEN伊藤(格)

今日は自然の家が開放されていました。前回来られた2人に加えて助っ人2人計4人での調査になりました。
写真1 府立大学調査員のみなさん

調査場所を区切ってトンボの採集記録、マークの無いものはマーキングして記録。そして区切りごとに安全な虫かごに集めていました。1区切りの作業が済むとその場所でまとめて逃がしていました。なお、ハッチョウトンボは弱いので、マーキングや一時保管は木陰で実施するという配慮をされていました。

 写真2 木陰で記録・マーキング・一時保管

昨日と打って変わって天候も良く多くの家族連れがひと時を自然の家で過ごされていました。湿原近くを通られた方には私が声をかけハッチョウトンボや湿原の話をさせていただきました。やはりハッチョウトンボの説明には、赤いオスを見つけてもらってそれが1円玉に入るサイズであることを実物を目の前にして説明できる利点がここ松尾湿原です。
皆さん、目をまあるくして、驚いて、絶滅危惧種ですかあ、etc感心されていました。虫取り網を持ってこられていてもここでは取らないんだよと理解していただきました。
 写真3 熱心に写真撮影されている訪問者

私はハッチョウトンボを捕まえるのはチョットにしてもっぱら、見学者への対応と先生がたの様子を見させていただきました。調査はどんどん進んでいかれましたが、私はお昼で失礼させていただきました。
 写真4 産卵行動中を撮影しました(準備中)

前回は、なんと7時前まで作業をされていたとの事。その結果前回お知らせした225匹という数字になって表れたという事で、ただただ驚くばかりです。お疲れ様です。

 帰りがけバーベキュー広場の池に立ち寄ると、今年もモリアオガエルの卵塊を見つけました。右側に4個、左側に3個合計7個でした (記;伊藤格)
 写真5 モリアオガエルの卵塊の1つ