その後、給水タイムのあと、福井先生により食中植物のムラサキミミカキグサやモウセンゴケなど湿原植物の説明をしていただきました。
湿原植物に興味を持つ子ども、ハッチョウトンボや他の動物(虫)に興味を持つ子などさまざまでした。
・写真 福井先生による湿原植物の説明
そ正午近くになり、参加者全員で記念撮影した後、管理事務所に移動し、今日の感想アンケートを記入してもらい、閉会、解散しました。
写真 観察橋の上で集合写真
※ ブログは次のハッチョウトンボの観察会と保全活動 (午後の部)に続きます。
期日 2012年7月10日
場所 松尾湿原
参加者
・観察会一般参加者 30名(10家族)
・主催者
宝塚エコネット 川本、伊藤(格)、伊藤(千)、森川、小宮、西川、安藤、湯浅、西村、山本、東田、浜地(聡)、浜地(紀)、藤田
宝塚自然保護協会 足立顧問 和田会長、垣田事務局長 村上さん 他3名
福井先生とご子息
宝塚市社会教育課 千原係長
本日は、ハッチョウトンボの観察会です。
天候を心配していましたが、観察会を予定している午前中はなんとか持ちそうで、ほっとしながら、宝塚エコネット会員や参加者、自然保護協会さんなど各自現地の宝塚市自然の家に集合しました。
早速、会員はパンフレットや缶バッジ等の配布物準備や受付をする一方、現地の湿原ではハッチョウトンボの数をカウントするための調査区域の区割りをロープによって行いました。
写真 七夕の笹飾りを前で受付
10時になり、観察会の開始です。
まず、自然の家の管理事務所の前で、主催者の宝塚市社会教育課千原係長のあいさつ、続いて宝塚エコネットの川本副代表から本日のスケジュール等観察会の内容説明を行いました。
その後、全員で松尾湿原に移動し、湿原の前で、自然保護協会顧問の足立さんから、松尾湿原の概要、ハッチョウトンボの生態などの説明がされました。蜂やハッチョウトンボの標本を参加者に見てもらい、いかにハッチョウトンボが小さいかを実感してもらいました。
そして、このような珍しいトンボが36ページ年ぶりにこの湿原に帰ってきた(発見できた)のは、常緑樹の伐採や落ち葉の除去、ハンノキの伐採など湿原の周囲の里山化によるものであることが説明されました。
写真 足立先生が紙芝居を用いてわかりやすくハッチョウトンボの説明をされています。
次に、ハッチョウトンボの匹数を数えるため、区割りした区域を会員が一斉にカウントしました。
結果は、98匹でした。雌雄の区分はカウントしていませんが、雌が多かったようです。
赤い色が鮮やかな雄が少なく残念でした。その後、参加者のみなさんには湿原周囲で思い思いにハッチョウトンボの観察をしていただきました。捕虫網を持ってきているご家族もいらっしゃいましたが、小さくデリケートなトンボなので、捕まえることは遠慮していただきました。
写真 葉に止まっているハッチョウトンボ (メス)