・期 日 2021年8月1日
・場 所 ピカピカランド
・参加者 川本、西川、西村(昭)、小宮、浜地、浜地、湯浅
連日の猛暑日、朝9時にピカピカランドヘ集合しました。クマゼミが大合唱で出迎えてくれました。人の声や川の流れの音もかき消されます。地面に目を向けるとあちこちに1cm強の穴凹がたくさんあります。地中でゆっくり成長してやっと羽化したセミ達。羽化した後は最後の集大成。子孫を残すこと。そう考える一生懸命大合唱してね〜って応援してしまいます。桜の木の木陰がとてもありがたく作業する私たちを助けてくれています。
本日の目的は、通常春の桜の咲く雨の日に川から上陸して土の中に潜ってサナギになるゲンジホタルの幼虫ですが、成長が間に合わなかった等何かしらの理由で上陸しなかった個体がいます。
ピカピカランドヘの水槽Aと水槽B、さて何匹残っているのでしょうか?
ワクワクしながら。一生懸命探しました。
写真右上 作業の様子
久しぶりの幼虫確認作業。最初は目が慣れず、なかなか見つけることができませんでしたが、1匹見つけるとすぐに感覚が戻ってきました。
1cm〜2cm個体差がありますが、2cmぐらいの立派な幼虫が多かったです。
のんびりと水槽の中で過ごしていて、急に外に出されたせいか、とても元気に動いていました。
写真 今年上陸しなかったゲンジボタルの幼虫
ゲンジボタルの幼虫にとって、切っても切れない存在が、食糧となるカワニナです。
カワニナが閉じている蓋の隙間から消化液を注入して、スープ状にして食べます。
ピカピカランドではカワニナも大切に育てています。
ゲンジホタルの幼虫は自分の大きさにみあったカワニナを食べると言われています。今年親ホタルが産卵し、無事に孵化した幼虫たちは現在まだ数mm程度の大きさです。小さなカワニナが必要となります。
ピカピカランドでは、野菜を入れてカワニナを育てています。
キャベツについているゴミのようなゴマの様な黒いものがカワニナの稚貝です。
一番小さいもので1mmくらいでした。ルーペで見るとちゃんとカワニナの形です。たくさん生まれています。
ゲンジボタルの小さな小さな幼虫たち、ちゃんと餌にありつけるように。
写真 カワニナの稚貝
さて、今年上陸をしなかった2年幼虫は
水槽Aに4匹、水槽Bに8匹見つかりました。
水槽以外に滝つぼに5匹でした。
その他ピカピカランド内の川の中等調査できないところにも2年幼虫がいるものと思われます。
ゲンジボタルの幼虫、カワニナたちが安心して成長できる環境を守っていきたいです。
写真 幼虫たち
汗だくになりながらも幼虫が見つかり、近々に予定されている夏休みの子供たちへのホタルの説明会で教材として見ていただけるので嬉しく思っています。
皆さんお疲れさまでした。
(記;湯浅)(%晴れ%)(%晴れ%)(%笑う男%)(%笑う女%)