丸山湿原見学及び松尾湿原保全活動

期 日 2012.6.23
場 所 丸山湿原、松尾湿原
参加者 小川、川本、西川、大下、安藤、納田、岡崎、伊藤、福井先生、山本、森川(久)、戒田、石原、岡澤、国田、森田、西村(昭)

 梅雨の晴れ間天候に恵まれ、丸山湿原入口に集合。 (右側写真)

 福井先生の案内で丸山湿原へ出発。湿原まで20分位、途中コナラーアベマキ群集の中、ササユリの花を2箇所で観察。コシアブラの若芽の天ぷら美味、ヤマサンショウの話。
 丸山第3湿原小道右奥は樹木を伐採し水量の調査中。小道左はササを生やした所、刈取った所の比較検討と色々と丸山湿原保全の会で観察されているようです。ここでトキソウ、カキランを観察。

丸山第1湿原 この付近はアカマツーモチツツジ群集、湿原は真中にイヌノハナヒゲ群集、周りにヌマガヤ群落がある湿原です。イシモチソウ、トキソウ、コバノトンボソウ、モウセンゴケ、ミヤコイバラ、ウメモドキ、ヤマボウシ、クロモジ、ガンピ、ハッチョウトンボ観察。 
 (右側写真 丸山湿原での観察)
 丸山第4湿原 カキラン、トキソウ、ヌマガヤ、オオミズコケ、キセルアザミ観察。
 元の丸山湿原入口に戻り、マイクロバスで宝塚自然の家へ移動。昼食。

午後から松尾湿原保全活動。 (右側写真 松尾湿原植生調査)
 まず最初に会員が6月初めにここで見つけたハッチョウトンボが今この湿原にいるか探して、いるのを確認した。ハチョウトンボは以前はいたらしいが我々が保全活動してからは見ていない。体調20mm位の日本一小さいトンボでオスは赤い。
 会員がトキソウを見つけた場所の確認をしたが見付からなかった。会員が撮った写真からヤマトキソウと判明した。

 植生調査はササユリ、カキラン、オニスゲを3班に分かれて調査した。

 湿原拡張部の観察では左側に小さいスゲが生育していた。湿原全体は水分があり部分的に水の流れがある。地面全体に傾斜を付け整地して排水溝を手直し整備した。 湿原の復元が楽しみである。
 
 丸山湿原を見学して湿原の大きさ、範囲の広さに驚きました。この湿原を維持するには大変なことだと思いました。 

 松尾湿原は小さな湿原ですが湿原を維持するためには保全活動を継続しなければならないと思います。

 右側写真 作業後の集合写真

 皆様 お疲れさまでした。 (記:西村)