ピカピカランドの活動報告
・期 日 平成20年9月3日 9:00〜11:15
・場 所 ピカピカランド
・参加者 小川、西川、村上、山本信、山本智、小宮、山崎、山根、能勢、福本、安藤、豊買、川本、
 宮崎様(阪神北県民局より調査参加)
・活動内容
 ①カワニナ生息数の調査
 ②ランド内の草の刈り取り・藻などの除去
 ③建屋の清掃

朝方から午前8頃の雷と降雨も、私達の活動時刻の9時前から上がり、阪神北県民局の宮崎さんを含めて14人がピカピカランドヘ勢揃いし活動を開始しました。

右上の写真 作業開始前の打ち合わせ

写真右 カワニナの生息数調査

囲いの中には一昨年30匹のカワニナを入れて、毎月そのサイズ別の生息数を調査しています。
 本日の調査結果 
 10mm以上;10匹、 15mm以上;127匹 25mm以上;52匹 
 このピカピカランドでカワニナの餌を補給すれば、順調に生息することが分かりました。従って、今回の調査を最後とし、カワニナの調査は終了とします。

写真右 草などの刈り取り、除去作業
 今年は紫陽花や山吹を植え、ランド内が自然と同じように植物が繁り、ホタルが飛翔しやすい環境となりました。
 これらの植物の背丈が高くなっているものを刈り取ったり、藻(カナダモ)が広範囲に繁殖しているのでこれらも引き抜き除去しました。
 この作業では、沢山の沢蟹が見付かり50匹程度捕獲することが出来ました。

写真右 ホタルの幼虫がいるだろうか?
 ランド内の水溜りに生えていた藻を抜き取る際に、ホタルの幼虫が付着している可能性があるので、引き抜いた藻を水洗し、集めた泥水を掻き分けながら観察しました。
 この泥水には、小さな蟹や名前の知らない水棲小動物が含まれていましたが、ホタルの幼虫らしきものは見えませんでした。(末尾の文に続く)

写真右 建屋の外部の清掃
建屋のアルミサッシ、網戸、屋根の清掃を行いました。

 全員が汗を出しながら整備・清掃したので非常にきれいになりました。来年も植物が成育史ホタルが発生することを期待しています。皆様ご苦労様でした。
 (作業終了後阪神北県民局の宮崎さんから我々の活動についての感想も頂きました。なお、集合写真はホームページに掲載しています。)

追記;活動終了後の発見
 藻の除去に際してカワニナの幼虫が見付かることを期待したが現地では、確認できませんでした。
 念の為に作業終了後バケツに入れた泥水を自宅(川本)へ持ち帰り、白い容器に移し替え、観察すると時間とともに汚れは沈殿し、数々の小さな水棲動物をはっきり見ることが出来ました。蟹の赤ちゃん、糸ミミズのようなもの、すばやく動き回る虫、などなどがいることが分かりました。
 この中に、長さ9mm、太さ1mm程度に白い縞模様の小さなホタルの幼虫らしきものを見つけました。 早速、村上さん達に「幼虫発見のニュース」を電話し、再度ピカピカランドへ確認のため来て頂くように伝達し、慎重に容器に入れて運びました。、他の会員とこれらは、ホタルの幼虫であることを確認しました。全部で4匹いました。なお、午前中に引き抜き裏斜面に水洗し積み上げていた藻(カナダモ)を再度丁寧に調べると1匹のホタルの幼虫を発見することが出来ました。
これらは同じような大きさなので今年の卵から孵化したのでしょうか?
 (幼虫の写真撮影を試みましたが不鮮明なので掲載していません。 )
 
 発見した5匹の幼虫は、今までカワニナの成育の調査を行っていた囲いの網の中に入れ、今後定期的に成長の様子を観察することにしました。以上