自閉スペクトラム症の新薬治験開始 3月7日

晴れています。気温は上がらないようです。こういうときに、着るものに困ります。

今朝の読売新聞の記事です。(ネットではこちら

対人関係を築きにくい自閉スペクトラム症について、鼻にスプレーするだけでコミュニケーション能力改善を図る新薬の臨床試験(治験)を浜松医科大が始めたそうです。

自閉スペクトラム症? 初めて聞いた人も多いでしょう。発達障害の一種で、以前はアスペルガー障害、自閉性障害などと呼ばれていたのが現在はこのように呼ばれています。

読売新聞の解説では「症状は様々だが、学校や職場などで人とのコミュニケーションや意思疎通がうまくできず、゛生きづらさ”を抱える。患者は100人に1人の割合で、全国で
100万人程度いるとみられる。男女比では、男性が女性の数倍に上る。」

そこで「鼻スプレー」の話ですが、「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンを鼻から吸収するようです。もちろん現在は治験ですから、医師の指導の下に使用が条件で、製品化は5年後を目指すそうです。

私が「幸せホルモン」のオキシトシンについて知ったのは、ポール・J・ザック著『経済は「競争」では繁栄しない』柴田裕之訳、ダイヤモンド社(2013年)を読んだからです。

表紙がクリムト画で有名な[接吻](せっぷん) でまず驚いたのですがタイトルの下に
信頼ホルモン「オキシトシン」が解き明かす愛と共感の神経経済学と書かれています。

私のような素人でも 読みやすく、面白い本でした。

「幸せホルモン」と「信頼」と「コミュニケーション」がつながっているという話です。興味のある方は、どうそ!