今日も真夏日の大阪。
雨が上がってホッとしたら、今度は強い陽射し。どちらもほどほどで良いのにと思うのは人間の身勝手なのかと思いつつ。
偶然ですが昨日、シェリル・サンドバーグ、アダム・グラント櫻井祐子訳 『OPTION B 』日本経済新聞出版社 を読み終わったところです。
シェリル・サンドバーグはフェイスブックのCOO(最高執行責任者) この女性がある日突然夫を亡くし、その時の状況や考えたことどのように受け入れて行ったかが書かれています。共著者のアダム・グラントはペンシルベニア大学ウォートン校教授心理学者。
「家族を亡くした悲嘆」についてですが、大阪北部地震、西日本豪雨で家族を亡くされた方は、今は目の前のことに対処するのが精一杯で、悲しむ余裕がないと思います。
悲嘆に関しては、1か月後くらいに改めてこの本を紹介します。もちろん、災害でなくても、家族を亡くした方には参考になると思います。
今日紹介しようと思ったのはあるビジネスマンの話。
この本の中で、彼はアウトドア衣料品のブランドを自宅の地下室で立ち上げたが、コロラド州の自宅が洪水に襲われ、1.5メートルの泥水に冠水した。デザイン画にパソコン、数千点の商品を失ったそうです。加えて被害も保険で補償されませんでした。
そこでこの男性は泥水浸しになった手袋を水圧洗浄して乾燥させ、「洪水手袋」として売り出したそうです。また手袋のほか、帽子やシャツなどもの商品をコロラド州民とブランドのタフさの象徴だとしてネットに投稿すると、注文が殺到し、事業が救われたそうです。
今回の大雨、洪水で商品が泥水をかぶったところも多いと思います。片づけをしながら、これを何とかできないかという発想を持てないか、希望につながらないかと思い、紹介しました。