なんだか水の足りないサウナに入っているような大阪です。「からだによくない」ということだけは実感してます。

火星大接近(7月31日)で毎夜空を見上げてますが一昨日は月さえ見えず、昨夜は月は見えたけれど…火星はわからず。

昨日、籠目模様について書きましたが、今日も日本の文様の続編です。
私は長年インテリアの仕事をしていましたので、資料が残っています。

これは京からかみの見本帳というか古い本です。からかみといってもなじみが薄いかもしれませんが、襖(ふすま)に貼る紙のことです。(昭和48年発行 千田長次郎著)

157枚のからかみが紹介されていますが、この中で雲を取り上げてみました。

向かって左が「鬼雲」、右が「雲(小)」

左が「霞雲」(かすみぐも)、右が「大頭雲」(だいとうぐも)

名前の付け方やデザインを見ていくと楽しいです。
和室というと1パターンのように思われるかもしれませんが、注文住宅では襖紙や畳の縁の模様を選ぶのもインテリアコーディネーターの仕事でした。

今のマンションは畳の部屋もないところが多いようで襖も減りましたね。
案外、外国人や若い人が面白いと思うかもしれません。

今日はからかみの紹介でした。明日は何を紹介しようかと模索中。