今日も37度。
この気温が、人間の体調にどのような変化を及ぼすか、実験しているようなものですからデータを収集して、調べてほしいと思っています。
(何か今後に役に立つことがあれば)
昨日ブリタニカからの引用で、寿百種などめでたいものを扱った図案が多かったことで,これを千代紙と呼んだともいわれる、と書きました。
その「寿」の一つが一番上の橙色のこれかなと思います。寿のいろいろな書体が柄になっています。この紙は64×97㎝位で大きいです。
これは12㎝×12㎝で、折り紙の大きさくらいです。
向かって左が「吉原つなぎ」という柄で、右が「かまわぬ」柄です。これは歌舞伎役者の7代目市川団十郎が愛用した図柄で、歌舞伎の衣装にこの柄を使いました。
「判じもの」と呼ばれる模様で、草を刈る鎌+○は輪+ぬ、で「構わぬ」を絵文字で表したもの。これらの柄は浴衣や日本手ぬぐいにも使われています。
意味が分かれば面白く、奥が深いのです。
これは折鶴や、縞模様、蝶々です。
縞も○○縞とか名前がついて、たくさんあります。浮世絵などのきものにもこれらの伝統文様が描かれているので、このきものはと、柄や意味、季節など見るのも楽しいです。
さて長くなりましたが、今回の伝統文様の話はこれでおしまい。興味のない人には「かまわぬ」でなく「つまらぬ」だったかもしれませんね。