行動経済学と老前整理 ⑤
今日も猛暑日ですがむしむししています。昨日は数分ですがすごい夕立がありました。
高校野球も終わった。
毎日、思いつくままに書いています。本を書くときはおよその構成(目次)を考えて、1章はこれ、2章はあれと、一応全体のバランスを考えてから書き始めるのですが、このブログは、その日の分を書いた後に、次は何を書こうと1日考えるという感じで、あちこち寄り道すると思いますがそれもご愛嬌ということで。
前回、行動経済学の全体像が見えない話をしました。また、行動経済学の本のどこかに錯視図形(さくしずけい)が出てくる意味もよくわかっていませんでした。
(アッタマわるい)
錯視図形とは簡単に言えば、目の錯覚をひき起こす図形です。といってもピンとこないかもしれませんので、具体例で説明しましょう。そこで前回に引き続き、自分でざくっと描いた錯視図形です。
質問、この図の中央の平行に描いている赤い線(上側)と茶色の線(下側)の長さはどう見えますか。
答え 1、同じ 2、赤が長い 3、茶色が長い 考え込まずに、直感で答えてください。
赤い線の方がなんとなく長く見えませんか。答えは、1、同じ です。
測ってみます。3.5㎝
こちらも3.5㎝
この錯視が行動経済学と重要な関係があります。
第2回で行動経済学は
「従来の経済学では説明しきれない人間の経済行動を人間の心理という観点から解明しようとするもの」と書きました。
この説明しきれない人間の心理として、図のような錯視によって、目に見えている(感じている)ものが(赤い線と茶色の線の見え方のように)必ずしも正確であるとは限らないということを表し、ここがスタートなのだと気が付いたのでした。
(錯視は心理学で扱われることが多い)
今日はここまで。
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