行動経済学と老前整理 ⑥

朝から強い日差しで晴れていますが、台風20号が近づいているようです。
今日は早めに仕事を終える予定。台風の影響がありそうな方は、備えてくださいね。

前回、錯視図形のことを書きました。わざわざ図を載せたのは、ことばで伝えるのが難しいからです。では次の図はどうでしょう。

これは色彩学(色彩心理)で明度対比と呼ばれている現象です。

向かって左の地(バック)が黒と白の正方形の上に、図つまり同じ灰色を載せると違って見えていませんか。右の赤と薄いピンクの地の上に図の同じ肌色を載せると赤の上の肌色の方が明るく見えませんか。

これは彩度対比で、左の緑と灰色の地に濁った緑の図を載せると見え方が違うのがわかるでしょうか。

右のオレンジ色と灰色にうすい茶色を載せると、オレンジの上のうすい茶色のほうがくすんで見えるのがわかるでしょうか。

現物→写真→ブログ→パソコンorスマホ つまり受信する機器によって、色の見え方が少しずつ現物から離れていきますが、ここで地色によって図色が違って見えるということを体験してもらえればと思いました。

錯視の図形もそうですが、このような色彩の見え方も、自分で体験しないとわかりません。

同じ色が違って見える? そんなはずないだろうという人には体験してもらうのが一番です。

つまり人間には不合理な部分があるということです。

余談ですが、洋服の色によって肌の色がくすんで見えたりするのは彩度対比によることも多いです。

洋服やファンデーションの色選びは重要です。

今日はここまで。

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