今日は勤労感謝の日で大阪は行楽日和。
昨日近畿で木枯らし1号が吹いたそうですが、ビルの窓に映った空はこんな感じです。
本日のお題はボタンダウンのシャツとカフスボタンです。
先の日曜日の午後、地下鉄に乗り、空いていたので座席に座り、ふと前を見ました。
20代後半から30代初めと思しき男性4人が座っていました。
リクルートスーツの紺ではないけれど、4人とも青系のスリーピースのスーツ。
(そういえば、たまに見るNHKの夜9時のニュースのキャスター有馬氏もスリーピースが多いけど、流行っているのかしらと思う)
ふと一人の袖口に大きなカフスボタンを見て、あとの3人はと見ると3人ともカフスボタンつき。どこへ行くのだろうと思いつつ、シャツをよく見ると4人ともボタンダウン。
ネクタイは礼装用でも、赤の派手なものでもなく普通。
靴はどうなっているかとみると、一人はブルーグレーのスエード、一人は茶と黒のコンビ、残りの二人は黒。スエードと黒靴1人は素足。
私の(つまりおばさんの)頭では考えられない組み合わせ。
人間は見慣れないものには違和感を持ちます。この場合は違和感より、好奇心が上回っているかな?
普段車内では読書の時間なので、他人様の服装をこれほど細かく見ることはないのですが、カフスが珍しかったので、ちらちらと4人を見てしまいました。
自分が流行に疎いのは承知しておりますし重ねて男性ファッション、これは流行なのかと考え込みました。
数日前にネットニュースで、スーツにリュックは非常識か、というトピックが挙がっていましたが、この組み合わせはどうなのでしょう?
ファッションやアートは前例を破ることで新しいものを生み出していきます。
ミニスカートも今では当たり前ですが、1960年代にマリー・クワントが発表した時には世界中にセンセーションを巻き起こしました。だからこれは新しいファッションなのかと悩むのです。
カフスボタンも、私の印象ではフォーマルな場が多く、長年働いてきましたが、日常の仕事で出会う方々で、カフスをしている人を見たことはありません。(大企業の役員室の方は別)
そこで熟年男性3人、20代1人、30代1人計男性5人にカフスボタンをつけることはありますかと問うと、20代30代、熟年2人はなし、1人だけ冠婚葬祭につけるとの答えでした。
とするとカフスは今の若者のファッションなのか。
またボタンダウンのシャツ自体、もともとカジュアルに近いものだと思っていました。
クールビズで、そのあたりの線引きもなくなったのでしょうか。
夏ごろだったか、S官房長官が定例会見でピンクのボタンダウンのシャツを着ておられるのを見た時に、ボタンダウンもオフィシャルになったのか、それともこれはクールビズの延長なのかとみておりました。(ジャケットあり)
こういう考え方自体、頭が古い、固い、のかとも思います。
(何十年も同じ脳を使っているので古いことは確か)
とにかく、頭の体操をさせてもらったことは確かです。(苦笑)
そのうち、ボタンダウンにカフスの人が増えたら、流行だと固い頭も納得できるでしょう。