今日は部分日食が起こっているようですが、大阪はあいにくのくもり空。
そして小寒で、いよいよ寒の入り。
せいぜいこの期間の寒の水をのむことにします。(ひとりごと)
昨日、「ルーブル美術館展」に行ってきました。
1月14日までで、もう行かねばという感じです。
近くでいつでも行けると思うと、このように先延ばしにして、あと何日! という時になってバタバタします。
これは「老前整理」と同じだなと思います。
まだまだ大丈夫、元気だから、で先延ばしにしがちです。
やはり「いつまで」と自分で締切とか計画を立てる必要がありますね。
実はもう一つ行きたい展覧会があるのですが…。
ところで新年早々の失敗です。
美術展で撮った写真をパソコンに入れるときに、どうやら変なところをクリックしたらしく、削除してしまい、なぜかゴミ箱にも残っていませんでした。(訳がわからないけれど、写真は消えてしまったという感じ)
残念ですが、仕方ないです。
ということで、チラシだけアップします。
ここでようやく本題のルーブル美術館展ですが、サブタイトルが 肖像芸術ー人は人をどう表現してきたか
おもしろいと思ったのは展示の組み立てです。
プロローグ:マスク—肖像の起源
1、記憶のための肖像
2、権力の顔
3、コードとモード
エピローグ:アルチンボル—肖像の遊びと変容
絵画だけでなく彫刻の展示も多かったのは意外でした。これはマリー・アントワネットの彫像(クリアファイル)。
今のようなスマホやカメラのない時代に、こうして肖像や彫像が残っている人は、わずかです。
展示のテーマに見るように、多くは記憶のため、権力の誇示のためにつくられたようですが、絵や彫刻という形の「もの」だから今もみられるわけで、パソコンやネットの膨大な写真が100年、200年後にも残っているのか、歴史はどのような形で伝えられていくのだろうかと思いました。
作品について、ここで見られるとは思わなかった作品がダヴィッドの[マラーの死]とアルチンボルドの[春]と[秋] 見られてよかった!
最後に、ナポレオンの肖像や彫像が数点ありましたが、ナポレオンは肖像や彫像に関して、決まった形(スタイルもしくはポーズ?)しか描かせない、作らせなかったそうです。
つまり自分のイメージをどうアピールするか、よくわかっていたようで、今でいえば、メディアを操作していたようなものです。その点がナポレオンのすごさの一端かと思いました。