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ある新聞記者さんが、講座を受けた方を取材されたときには、こんなエピソードがありました。
ご夫婦で会社経営をされている50代後半のCさんです。彼女は、講座を受けて、1日15分と決めて引き出しをひとつずつ整理し始めました。最終的な目標は、「来客が多いので、いつ、どの部屋をお客様に見られてもいい状態を保つ」ということに設定して、に日片付けをされました。
シミがついたので部屋着にと残しておいてまったく着なかった衣類、本、ビデオテープ、CD,一度捨てようとして夫に「まだ使える」と止められた靴の乾燥機などを捨てたそうです。片付けの過程でいろいろなものを発見したのですが、その中に24年前の家族の会話を録音したカセットテープがありました。
子どもさんが「ただいま〜。お腹すいた〜」といって帰ってきてから、家族で夕食をとっている状態を、ただテープレコーダーを回しただけのもの。モノの山に埋もれて、その存在すら忘れ去られていた4半世紀前のあの日の何時間かの記録です。
テープを聞き返してみると、当時のいろいろな苦しかったことや楽しかったこと、子どもに期待する気持ち、忙しい中で子どもの思いに十分対応してあげられなかった後悔の念などが、一気によみがえり、しばらくこみ上げてくるものがあったとか。
思い切って片付けることで過去の自分と一瞬、向き合うことができたCさん。
年月を経てよみがえったそのテープは、Cさんにとって「いまでは大切な宝物」となっているそうです。
『老前整理』2011年 徳間書店より
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