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子どものいないあるご夫婦の例を次に紹介しましょう。
夫90代、妻80代になって、家のリフォームをしました。妻が転倒して入院したことがきっかけです。しかし、これでは遅いのです。この時のリフォームで老化や浴室に手すりをつけたり、トイレを和式から洋式に変えたりしましたが、せめてもう10年早くリフォームしていれば、生活がもっと楽になっただろうにと思います。
2000年に始まった介護保険をこのような住宅改修の歳に利用するともできます。
(工事金額の上限や条件があります)
比較的元気に暮らしていると、この介護保険についても知らない人がいます。また、できるだけ他人の世話になりたくないと、介護や援助を拒む人もいます。付け加えておきますと、介護保険を利用するには申請が必要です。そのことも案外ご存じない方もあり、それ以前にどこへ行って誰に聞けばいいのかもわからないということもありえるのです。
先の高齢のご夫婦の話に戻りますが、妻が入院している間に夫はトラック二台分の荷物を処分しました。もちろん自分ではできないので、不用品の引き取り業者に依頼しました。これも20年早ければと思いますが、廊下をふさいでいたモノが減り、手すりが使えるようになって暮らしが楽になったようです。この時、家具なども動かし、2階の荷物を1階に運び、2階は雨戸を閉めて開かずの間にしたそうです。
妻は他の病気もあってなかなか退院できず、夫のひとり暮らしが続きました。食事はスーパーでお弁当を買っていました。
しかし、ついに体調を崩して夫も入院し、そこでようやくケアマネージャーがつきました。退院後は在宅でヘルパーのサポートを受けて生活することになりました。本院が断固として自宅の暮らしを望まれたからです。また家で妻の帰りを待つことが生きがいだったのでしょう。
何がいいかは他人が決められることではありません。たとえばある男性は妻が亡くなったので子どもの勧めに従って、有料老人ホームに入居しました。ところが環境の変化を受け入れられず、入居したとたんに認知症を発症してしまいました。
子どもが良かれと思ってしたことです。いったい何が最善だったのでしょう。
難しいですね。だからこそ早め早めに自分がどのような暮らしをするか、これからの暮らしがどうなるかをシュミレーションしたうえで、納得のいく選択と準備をしていただきたいと思います。
こうして住み替えやこれからの暮らしを考えると、「荷物を減らす必要」が必然的に生じます。先の減築や一戸建てからマンションへ、あるいは老人ホームへ移り住むと、驚くほど収納スペースが小さくて荷物が入らないからです。早めに、一軒家の維持にどれだけの費用がかかるのか、もっとコンパクトなところへ住み替えたらどれくらいの費用で済むかなどを比較、検討してみるといいでしょう。
『定年男のための老前整理』2014年 徳間書店 より
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