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人の心は面白いもので、自分が捨てようと思っているものでも人に「捨てろ」と言われると腹が立ちます。ましてや自分のものを家族が捨てたらどうしますか。きっと怒るでしょう。つまり「自分のものは自分で処分する」が基本です。
40代の女性Oさんの相談は「ほかのことでは申し分のない夫だけれど、唯一の欠点がものを捨てないことです。新しもの好きで次々と台所用品やルームアクセサリーを買ってきます。ハート形のホットケーキを焼くフライパンなんて娘と一,二度使っただけでしまいこんだままなのでこっそりゴミ箱に捨てたら、まだ使うからと拾ってきます。何とかならないでしょうか」でした。
もしかしたら夫も妻がすぐにものを捨てることに不満を持っているかもしれません。夫婦や親子でも性格や価値観が違います。
ともに暮らすということはともに考えるということでもあります。まずOさんが夫に、ものが増えるとなぜ困るのか話し、次に夫の話をじっくりきき、お互いが納得できるルールを決めることですが妥協も必要でしょう。この場所に入りきらないものは処分するとか、ものを買うときには相談するなど提案してみてください。また山積みの本で地震がきたら危ないとか、安全を脅かされるような場合はどうすれば解決できるか、感情的にならずに話し合ってみてください。
Oさんの場合は夫一人が相手でしたが、五十代の女性Bさんの場合は退職した夫(六十代)と夫の母親(九十代)の二人です。
この親子はとにかく「もったいない」でものを捨てずにとっておくのだそうです。洋服がすり切れ、ほころびても、家の中でならばまだ着られる。とにかく捨てるのは悪、捨てないことが正しいことのようです。
Bさん夫婦に子どもはなく、何度も要らないものを処分しよう、整理しようと訴えたが全く理解してもらえず、逆に二人に責め立てられるのでどうすればよいですかとのことでした。
正直なところ、Bさんがいつまで耐えられるのかと思いますが、離婚や別居は考えておられないので、ご自分のスペース(部屋)だけでスッキリされてはいかがでしょうと提案しました。夫と義母の性格や習慣をBさんが変えようとしても無理ですから、自分が心地よく過ごせるスペースをつくる。これが現実的なことではないかと思います。
『転ばぬ先の「老前整理」』2016年 東京新聞より
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