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 親の介護だけでも大変なところへ「遠距離」がつくとどのようなことがあるでしょう。親も元気なうちは電話での連絡になるでしょう。その場合、ある程度決まった時間、家にいるとわかっている時間に連絡を取り合うのがよいでしょう。昼間は畑に行っているとか、少し耳が遠いという場合もあります。

 また子どもが親に電話で「元気にしてる?」と聞けば、多くの親は体調が悪くても子どもに心配をかけないために「元気で大丈夫だから心配いらない」と答えます。
 聞くときは「昨日はどこへ行ったの?」とか「晩ごはんは何食べたの?」など具体的なことを聞いてください。そうすると「膝が痛いので病院に行った」などの体調についての情報が出てきます。昨晩何を食べたか思い出せないことが続くと、認知症の初期かもしれません。そしてそのような場合、思い出せないことにイライラして怒ったり、話題を変えようとするかもしれません。子どもに心配をかけたくないと思う親ほど困ったこと、体調不良について話しませんので、そのつもりで話を聞いてください。また早めに検査をしたり治療をすれば深刻な病に至らないかもしれませんので、話を聞き流すのでなく、注意して聞いてください。

 逆に、大したことはないのに足が痛いとか体調が悪いという親は、さびしいのです。この場合も、電話の回数を増やすとか手紙を書くとか、できる範囲で「忘れていない」ことをアピールしてください。

 親も携帯やパソコンのメールができれば子どもとしては気軽にメールを送れるかもしれません。ただし、子どもに携帯をむりやり持たされたけれど、操作がわからないとか、持ち歩くのが面倒だという場合もあります。その場合、孫の写真をメールで送るとか、親の興味を引くことから少しずつ慣れてもらうのがよいかもしれません。また、毎日メールのやり取りができれば安否確認にもなります。これはひとり暮らしの親についてもいえることでしょう。

『老いた親とは離れなさい』2014年 朝日新聞出版 より
 
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