本屋さんで、こういう本を見つけました。
「どんな人とも会話がとまらず話せる本」

そう、こういう本、最近はいっぱい出てるんです。
でも、私はこういう本を全然読んでいません・・・。
読まない、というオキテを自分に課しています。

といいますのは・・・
私はもともと活字中毒で、子供の頃からみんなと遊ぶより本を読むほうが好きな「やなガキ」でした。

今でも読書大好き人間で、正直言いまして人と会話するより本を読むほうがエネルギー使わないです。

で、多くの人がコミュニケーションの取り方に悩み、失敗を繰り返しながら体当たりで模索するのであろう思春期〜20代前半。私も多いに悩みましたが、どうしたかというと・・・。
とにかく人と喋る機会を避けてまわりながら、「うまく人と喋れない」原因と対策を活字に求めておりました。
当時は、「会話の本」というと冒頭に挙げたような雑談系はなく、営業トークの本などしかなかったので、精神分析の本とか新聞の「人生相談」です。

が!コミュニケーションは相手あってのものなんだから、下手でも数打たなきゃ当たらないのです。

そういう反省から、「会話のきっかけレシピ」を作る際、「実際に他の人と話しながら模索する。ハウツー本は読まない」という掟を自分に課しました。

とりあえず若い時にサボったぶん、いまは会話について書かれた本を1冊読むより一人でも多く人と話そう・・・というわけです。
本を参考にするのがダメだというのではなく、一時期腐るほど読んだから、今はとりあえず封印です。

もちろん、冒頭に挙げたような本の効用を否定するものではありません。
きっと役立つことがいっぱい書いてあると思いますし、「会話のきっかけレシピ」も、このような本を参照しながら作ったほうが効率はいいと思います。
ですのでこのオキテはあくまで自分自身のため、若いころに体当たりの人間関係をサボった自分へのいましめ・・・ですねえ・・・。

何年か経ったら読もうと思います。