前回のつづきです。
勿論「そうなんですか」を言わずにもっと自然なあいづちに持っていけたらいいですが、いきなりそんなハイレベルは目指せません(キッパリ)。
ですので、とっさに「そうなんですか」と言ってしまったあとに「プラスアルファ」を付け加える、というのを考えたいと思います。
大まかに3つに分類してみました。
<大分類1:共感系>
●そうなんですか、それは**ですね〜(それは**でしょう)
●そうなんですか、じゃあ**ですね〜
●そうなんですか、あれ(相手が言ったこと)は**ですよね〜
**には気持ちや評価など、相手が言ったことに対して共感するような言葉が入る。
(感想:いい、よくない、ヤバい、面白い、頼もしい、などなど)
(立場:大変、忙しい、シンドイ、良かった、安心、など)
(気持ち:困る、うれしい、悲しい、ナンギ、楽しみ、など)
(評価:美味しい、面白い、難しい、楽しい、など)
<大分類2:立場系>
●そうなんですか、私も**なんですよ
もしくは「私は**ですよ」
**は相手が言ったことと同類なこと・もしくは違うことが入る。
<大分類3:提案系>
●そうなんですか、じゃあ**しましょうよ(orじゃあ私、**します)
**には、相手が言ったことに何か提案するような動詞が入る
これで前回の「そっけない返事」にプラスアルファしてみると・・・
例)
「タバコ、やめられへん」
→「そうなんですか、たしかになかなかやめられないですよね〜」
→「そうなんですか、私はスナック菓子がやめられないんですよね〜」
→「そうなんですか、でもやめたほうがいいですよ」
「明治のアーモンドチョコ。これ、俺ずうっとお気に入りやねん」
→「そうなんですか、チョコレート美味しいですよね〜」
→「そうなんですか、チョコレート食べると疲れとれますよね〜」
→「そうなんですか、僕もアーモンドチョコ好きですよ」
「マスク、ストックいっぱいあるよ」
→「そうなんですか、じゃあ安心ですね〜」
→「そうなんですか、私も家に買いだめしてありますよ」
→「そうなんですか、じゃあ私もあとでもらってこようっと」
・・・まだなんかぎこちない感じしますが・・・少しは感じがやわらぐかな?
こうやって分類してみると、<大分類1>はある種「定型的」なあいづちなので割と口に出しやすい気がします。
<大分類2・3>は緊張してたりするととっさに思いつきにくい。
とりあえず私は<大分類1>を付け足すところから、実践してみようと思います。口数の少ない皆様もお試しください。
※追記
<大分類3>(提案系)は、関西であれば冗談としてちょっと図々しめのことを言ったりして相手との距離をちぢめる・・・というのによく使われている気がします。
例)「そうなんですか、じゃあ今度○○さん(相手)に何々してもらおうっと」みたいな(ここで相手も上手なら、さらに冗談で返事がかえってきてラリーがつづく)。なんとなくニュアンス分かってもらえますでしょうか?
でも、私は関西生まれの関西育ちなのに、そういう
「冗談の瞬発力」
が全くないんですよねえ。
(ヘタしたら、「今度bakoさんに何々してもらおうっと」「・・・そうですか」になってしまう・・・うう)
傍でそういう受け答えをしているのを聞いていると、「過激すぎず内輪ネタにならず、相手の懐にとびこめるオトナの冗談」をよくそんなに思いつくな〜、と感心してしまいます。
こればっかりは「場数」を踏まないとうまくならないでしょうね。
grass green*bako*