前回のつづきです。
あいさつのタイミングをつかみそこねたまま20歳を過ぎたわたくし。
就職活動をきっかけに、なんとか挨拶はできるようになったのですが、このトシになっても相変わらず挨拶はあんまり得意でないです。
たとえば・・・
朝の「おはようございます」や、帰りの「お先に失礼します」。
私がよくやってしまうのは、相手が返礼するのを期待していないかのように
・うつむき加減で
・声も小さく
・相手のほうをろくに見ずに
アタマを下げて「おはよーございまーす・・・」みたいな感じになっちゃう挨拶です。
さらに、言葉でうまく説明できないのですが、座って仕事してる人たちの横を、「歩きながら挨拶をつぶやきながら通り過ぎる」ような感じになっているのです。
(右上のイメージ図参照:画像をクリックすると拡大します)
つまり、相手が私に挨拶されたことに気がついて顔を上げるころには、私はもう背中を見せて去りかけていることが多々あるのですね。
これはいけない。
前回書いたとおり、私が最も苦手なのは「タイミング」や「適当に」「だいたい」といった非言語的なものの理解です。
だから、相手が1人であったり、相手がこちらを明らかに認識してるようなときは挨拶するタイミングがはっきりしていていいのですが、朝の挨拶も帰りの挨拶も
「何人かの人が、パラパラと席について仕事をしているところへ声をかける」
ということが多いのです(まあ、どんな職場でもそうでしょうが)。
だから、「いつ」「どこを見て」挨拶すればうまく通じるのか!?というのが分からない・・・このへんは幼少期より変わっていません。
そんなわけで、挨拶しても返してもらえない(たぶん、タイミングが悪いせいで相手は私が挨拶したことに気づいてない)ことがけっこうあり、余計に自信がなくなって小声・通過しながらの挨拶になる→余計気づいてもらえない、という悪循環でした。
でも、最近何人かの人たちを見ていて思ったんです。
「挨拶は、多少脈絡なくてもタイミングずれてても、それ以外のコミュニケーションに比べるとあまり問題ない」
「すくなくとも『気づいてもらえない挨拶』より『ちょっとタイミングずれてる挨拶』のほうがよっぽどいい」(雑談とちがって、挨拶は必須ですから)
「タイミングの悪さは、大きな声でフォローできる(声というのがポイント。表情や目線も大事ですが、気づいてもらうには声の大きさです。馬鹿でかすぎてもいけませんが)」
・・・つづきます。