前回、紙とペンがあればできる「会話のきっかけレシピ」レシピ集めの方法について書きました。
※さいしょ「使い方」と書きましたが、「レシピの集め方」のほうが正しいので修正しました。
これまでに行ったワークショップでは、過去にあつめた「レシピ」を展示+このようなレシピ集め というパターンにしていることが多いです。
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さて、前回「レシピ集め」の方法で、シチュエーションを決めたら「相手との関係性」も設定しておくと考えやすい、と書きました。
私の場合、おなじシチュエーションで「相手が目上」「相手と同じ立場or相手のほうが下」という2パターンを考えてもらうようにしています。
ですが、たとえば「相手との関係性」をはっきり決めるのではなく
●「まじめバージョン」と「冗談バージョン」の2パターンを考える
●「自分のことを話すバージョン」「相手のことを聞くバージョン」「それ以外」の3パターンを考える
・・・などといった設定にしてみると、けっこう面白いかもしれません。
「冗談を言える場面・相手かどうか」「どこまで自分のことを話すか(or相手のことを聞くか)」というのは、結局相手との関係性によるところ大です。
ですが、自分もふくめ会話苦手な人は、この「関係性」をはかるのが苦手なことも多いようです。
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あくまで私自身でいうと、この「なにげない雑談にて、『冗談』を言う」というのがすっごく高いハードルで、
身内でしか通じないようなマニアックな冗談を言って、相手が??となっちゃったり
笑わせようと焦るあまり、過激なことを言い過ぎて相手が引いてしまったり
職場などでの「フォーマルな冗談」とでもいうものは、未だに苦手です。
関西に住んでいると、「よくもここまで次から次へ冗談を繰り出せるものだ」と感心しちゃうような人もおられますが・・・そういう冗談へのあいづちも、残念ながら苦手です。
「ははは」と笑って会話終了、みたいになっちゃいます。うう、ごめんなさい。
ほかの人たちが、冗談に対してうまいこと冗談で打ち返してぽんぽんと軽快なラリーにしているのを目のあたりにすると、すごいな〜と思ってしまいます。
しかも誰かが傷ついたり不快になったりするような内容でないのがまたスゴイ!
(学生など狭い世界の「冗談」というのは一歩転ぶと、誰か一人イヤな思いさせても全体が面白ければいい、というノリになることがしばしばあるので・・・)
こうやって書いていると、次の「レシピ通信」の内容は「まじめ・冗談バージョン」の2種類にしようかな、という気がしてきました。
grass green*bako*