私は学生時代、だいたいこの「5〜6月」から、どんどんクラスメイトに取り残されていきました。
小学校〜大学、会社の同期に至るまで、新しい季節は毎回毎回です。

4月はまだいいんです。みんなまだ、距離感を模索してる時期だから。
でも、今ぐらいのシーズンになると、特に女子は「グループ」を作って、ぐぐぐっと距離を縮めてゆきます。
私はたいがい、なんとか「喋りやすい人」を1人確保して、その人にくっついて回る、というかんじでした。
つまり、その喋りやすい人のグループになんとか入れてもらうわけですね。
でも、ぐぐっと距離を縮めることはできませんでした。
だから憂鬱だったんです。

ところが、この季節のクラスメイトたちって「めっちゃ楽しそう」なんです!
今振り返ると、ひとつには「ようやく仲間を確保できた安心感」と「なんとかなじまなきゃという努力」で無理にでも楽し気にふるまうのかな、と思いますが、私はひたすら「どうしよう…楽しくない…」と焦っていました。
そんな暗〜い気分でうつむく私には、みんなの楽し気な笑い声もひたすらストレスでした。

別に楽しくなくても面白くなくても、合わせて一緒に笑っておけば、少し距離が縮まったのにね。
そういう知恵もなかったのでした。

bako