穂村弘さんという歌人の「はじめての短歌」を読みました。

この本では「社会性のあるものより、ないもののほうが短歌の素材として面白い」(かなりラフにまとめましたすみません)という理論が展開されるのですが、では単なる社会不適応なものならどうでしょう。

私が学生時代に「何か話さなきゃ!」と必死で考えて発したものの「○○やけど…なんで?」と困らせてしまった台詞を入れて、詠んでみます。

部室にて旅の荷物をたたむとき「ピアノはどこで習っているの」

う〜ん。ベクトルはズレてるにしても必死で社会的価値のほうを向こうとしてるわけだし、読み手に何の共感も与えないですね。

薦めてくれた人は「雑談の苦手さを短歌にできないか」と紹介してくれたのですが…もう少しいろいろ考えてみます。