21日,22日と二夜連続でフジテレビ開局50周年記念ドラマ特別企画として「黒部の太陽」が放映されました。ご覧になりましたか。
「黒部の太陽」というと,原作が単行本と文庫本で出版されていますが,土木技術者に限らず,日本の近代史の中でも感動の1冊だと思っています。
原作を読んだときも,とにかく涙が止まらなかったのですが,今回のドラマも非常に良かったと思います。思わず涙が止まらなくなるシーンがたくさんあり,久しぶりに目が腫れるほどでした。
今回のドラマ化に対しては,いろいろなところで記事として取り上げられていますが,特に制作プロデューサーに対する「開局50周年記念のドラマに土木を取り上げるのはなぜですか」は,ぜひご覧いただきたいと思います。
一般紙が「『黒部の太陽』また昇る 世紀の難工事、40年ぶり映像化」として取り上げたのも,すごいことだと思います。
ドラマの中身を見れば,黒部第四ダムを造った当時の土木屋の夢やロマンとともに,171名という尊い犠牲のもとに初めてできたという命がけのプロジェクトだったことが今さらながらにわかります。
今の我々土木屋にそんな心意気があるのかと問われれば,果たしてどれほどの土木技術者が首を縦に振るのかはわかりませんが,少なくとも「公共」のために頑張っているという志は変わっていないのではないでしょうか。
(%ニコ女%)(%ニコ男%)