フットサル・アーモンド・カヌー・バイオガス

この前の土曜日,フレッシュな大学一年の学生さん約20数名と一緒に,神戸市の東水環境センターを訪れました.市民工学概論という講義の一環です.

タイトルにあるのは,そこで見聞きした意外な(?)キーワードの一部を並べたものです.水環境センターは,いわゆる生活排水や工場などからの汚水を処理して,きれいな水にして川や海に返す役割があり,主にバイオの力をかりて水の汚れをとってます.そのため,ある程度大きな貯水量が必要となり,一般的に敷地面積は大きくなります.

そこでこのセンターでは,フットサルコートを含む広場やアーモンド並木,敷地内運河ではカヌーやレガッタの練習といったように,市民に開放されたスペースを提供されているとのことでした.また,ここで生成されたバイオ天然ガスは市バス7台の燃料として利用されているほか,ガスステーションが隣接していて登録した営業車などが給ガスできるとのことでした.

このセンターでは,私の記憶が正しければ,市民40万人の日々の生活などから16万m3の汚水が毎日入ってきて,1000m3の汚泥と約5000m3のバイオガスなどができているとのことでした.

毎日何気なくつかっているトイレやお風呂,炊事や洗濯の水が集まると,すごくおおきな数字になってくることが実感できます.自分のおうちの水道水がどこから来て,使った水がどこへいくのか,実生活まわりの全体的な水循環を,それぞれが実感することがとても大切だと思いました.

(%ニコ男%)